- 京王杯2歳ステークスは2歳馬の登竜門
- 過去5年の京王杯2歳ステークス、勝ち馬は人気薄からも出る
- 東京芝1400m、折り合いが勝敗を分ける
- 出走馬10頭の紹介|近走・厩舎コメント・調教情報
- 先行馬が並ぶ、ハナ争いがレースを決める
- まとめ|京王杯2歳ステークス2026の見どころ
京王杯2歳ステークスは2歳馬の登竜門
11月7日(土)の東京競馬メインレースは、第62回京王杯2歳ステークス(GⅡ)。1965年に「京成杯3歳ステークス」として創設され、1980年から東京芝1400mを舞台とする、2歳馬限定の重賞では3番目の歴史を持つ一戦です。2024年の勝ち馬パンジャタワーは、翌2025年のNHKマイルカップを制しました。今年も、年末の2歳GⅠへつながる登竜門として、素質馬がそろいました。
顔ぶれは10頭立て。中心は、札幌のクローバー賞で半馬身差の接戦を演じたブルージェイとフレイコンの再戦です。そこに、もみじステークス勝ちのロンドンガーズ、カンナステークス勝ちのジオパークカツキ、サウジアラビアロイヤルカップ4着のグルーヴェンス、新馬戦を勝ち上がったインパルスドライブらが加わりました。
この記事で分かることは、大きく3つです。
- 京王杯2歳ステークスの過去5年データ(勝ち馬の人気・4角位置・前走の傾向)
- 東京芝1400mというコースで求められる適性
- 出走馬10頭それぞれの近走内容・見どころ・厩舎コメント・調教情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年11月7日(土) |
| レース | 東京11R・15:35発走 |
| 格付け | GⅡ(2歳重賞) |
| 距離 | 芝1400m(左回り・Bコース) |
| 条件 | サラ系2歳オープン・指定・国際・馬齢(牡56kg・牝55kg) |
| 1着賞金 | 4000万円 |
| 出走頭数 | 10頭 |
2歳戦らしくキャリア1〜4戦の馬ばかりで、「前走の内容」と「間隔を空けてどれだけ成長したか」が評価の出発点になるレースです。
過去5年の京王杯2歳ステークス、勝ち馬は人気薄からも出る
過去5回の京王杯2歳ステークスを集計すると、このレースの性格はかなりはっきりしています。データを表にまとめました。
勝ち馬一覧|5頭の人気は1・8・1・10・8番人気
| 年 | 勝ち馬 | 人気 | 4角位置 | タイム | 騎手 | 前走 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | キングエルメス | 8番人気 | 2番手 | 1:21.3 | 坂井瑠星 | クローバー賞5着 |
| 2022 | オオバンブルマイ | 10番人気 | 4番手 | 1:20.9 | 横山武史 | 新馬1着 |
| 2023 | コラソンビート | 1番人気 | 6番手 | 1:20.6 | 横山武史 | ダリア賞1着 |
| 2024 | パンジャタワー | 8番人気 | 7番手 | 1:21.2 | 松山弘平 | 新馬1着 |
| 2025 | ダイヤモンドノット | 1番人気 | 2番手 | 1:20.9 | C.ルメール | もみじS 2着 |
勝ち馬5頭の4角位置は2・4・6・7・2番手。先頭で回った馬の勝利はなく、かといって後方一気の勝ち馬もいません。好位から中団で脚をため、直線で抜け出す形がこのレースの勝ちパターンです。勝ち時計は1分20秒台後半から1分21秒台前半に収まっています。
人気別|1番人気は4勝、でも8番人気以下も3勝
| 人気 | 過去10年の成績 |
|---|---|
| 1番人気 | 4勝・複勝率60.0% |
| 2番人気 | 2勝・複勝率20.0% |
| 3番人気 | 1勝・複勝率30.0% |
| 4〜5番人気 | 勝ちなし・複勝率45.0% |
| 8番人気以下 | 3勝 |
過去10年で1番人気は4勝・複勝率60.0%と安定しています。一方で、8番人気以下の勝ち馬も3頭いて、2022年には10番人気のオオバンブルマイが勝って3連単2,221,830円の高配当が出ました。2020年以降の6回で、3連単が10万円を超えた年が4回あります。人気馬を軸にしつつ、人気薄の台頭にも目を配りたいレースです。
4角の位置取り|逃げ切り勝ちはゼロ、先行が5勝
| 4角の位置 | 過去10年の成績 |
|---|---|
| 1番手(逃げ) | 0勝・複勝率27.3% |
| 2〜4番手(先行) | 5勝・複勝率41.2% |
| 5〜9番手(差し) | 5勝・複勝率19.1% |
| 10番手以下(追込) | 0勝・複勝率9.5% |
過去10年の勝ち馬10頭は、すべて4コーナーを2〜9番手で回っていました。4角先頭の逃げ切り勝ちは一度もなく、10番手以下の追い込みも勝ちがありません。最も安定しているのは4角2〜4番手の先行で、5勝・複勝率41.2%。上がり3Fが最速だった馬は、11頭中9頭が3着以内に入っています。
枠順と騎手|5枠が3勝、ルメール騎手は7回で5勝
枠順では5枠が3勝・複勝率35.3%で最多です。6枠も複勝率33.3%と好成績です。逆に2枠は13頭で3着以内が1回だけ、複勝率7.7%と苦戦しています。7枠は勝ち馬が出ておらず、8枠は1勝・複勝率19.0%でした。今年の5枠はグルーヴェンス、6枠はインパルスドライブ、2枠はフレイコンが入りました。
騎手では、C.ルメール騎手が7回騎乗して5勝と抜けています。2016年・2017年・2019年・2020年・2025年と勝ち、昨年もダイヤモンドノットで勝っています。今年ルメール騎手が乗るのはブルージェイです。横山武史騎手も5回で2勝(2022年・2023年)しています。今年はグルーヴェンスに騎乗します。一方、三浦皇成騎手は8回騎乗で3着以内が1回、田辺裕信騎手は6回騎乗で3着以内なし、津村明秀騎手は5回騎乗で3着以内なしというデータもあります。
前走ローテ|中5週以上と前走1・2着が9勝
| 前走 | 過去10年の成績 |
|---|---|
| 前走から中5週以上 | 9勝 |
| 前走から中4週以内 | 1勝・複勝率9.3% |
| 前走1・2着 | 9勝 |
| 前走が重賞・オープン特別 | 8勝 |
| 前走が未勝利戦 | 0勝(35頭) |
勝ち馬10頭のうち9頭が、前走から中5週以上の間隔を空けて出走していました。中4週以内の連戦組は54頭で1勝、複勝率9.3%と苦戦しています。今年の出走馬では、ロンドンガーズが中3週、ニシノトラノスケとグルーヴェンスが中4週で、このデータの上では割り引き材料です。ほかの7頭は中5週以上を確保しています。
前走の着順では、1・2着だった馬が10勝中9勝を占めます。前走が重賞かオープン特別だった馬も8勝で、勝ち馬の8割を占めます。逆に、前走が未勝利戦だった馬は35頭で勝利がありません。今年はアテナブレイブとノーセットが前走未勝利組にあたります。
東京芝1400m、折り合いが勝敗を分ける
京王杯2歳ステークスの舞台、東京芝1400mは、向正面途中の緩やかな下りからスタートします。スタート後まもなく上り勾配となり、残り1200m付近から下り坂に入って3コーナーへ。3コーナーまでの距離はAコース使用時で342.7mあり、序盤の位置取りにはある程度の余裕があります。直線は525.9mと長く、前半には高低差2m・全長約160mの上り坂が待ち構えています。
JRA公式の解説では、「コースの序盤と終盤に上りがあるので、先行馬がスピードだけで押し切る展開に持ち込みにくい。1,400メートルとしては落ち着いたペースになりやすく、直線勝負に備えて脚を温存できる折り合いが重要になる」とされています。過去のデータと重ねると、ポイントは2つ。「道中で力まず、折り合いをつけて運べること」と「4コーナーを2〜9番手で回れる位置取り」。この2つを満たす馬は、過去の好走パターンと重なります。逆に、逃げて押し切る形や、後方から末脚一本に懸ける形は、このレースではデータ面の後押しが乏しいのが実情です。
出走馬10頭の紹介|近走・厩舎コメント・調教情報
ここからは、出走馬10頭を馬番順に1頭ずつ紹介します。各馬の近走内容と見どころに、厩舎コメントと調教情報を添えています。
1番 アテナブレイブ(牝2・田辺裕信・美浦/手塚貴徳)
今回の出走馬で唯一の牝馬です。4戦1勝で、前走は9月20日の中山芝1600m未勝利戦を重馬場で逃げ切り、勝ち時計1分37秒2、2着に0.9秒差をつけました。前々走も新潟芝1600mで逃げて2着と、逃げて粘る競馬が持ち味です。今回は1600mから1400mへの距離短縮と、田辺裕信騎手への乗り替わりがポイントになります。過去10年で牝馬の勝ちは2023年のコラソンビートだけ。1枠から自分の形に持ち込めるかがカギです。
厩舎コメント
陣営によると、短期放牧を挟んで順調とのこと。初戦の内容と中間の調教から、逃げられなくても競馬はできそうだという話です。課題はゲートインまでのメンタルで、リラックスして運べれば終いは脚を使う、という見立てです。
調教
11月4日、美浦W・良。馬なり余力で70.8-55.3-40.7-13.7[7]、単走。短評は「動き上昇気配」で、評価は↗。先週の坂路で好タイムを出し、直前も前脚の出方に良さが出ています。気配は上々です。
2番 フレイコン(牡2・T.マーカンド・美浦/伊藤圭三)
前走のクローバー賞では、ブルージェイの2着。道中で手前を替えて4コーナーで外に膨れるロスがありながら、半馬身差まで詰めました。新馬戦は函館芝1200mを8馬身差で圧勝していて、勝ち時計1分09秒3とスピードは確かです。今回はT.マーカンド騎手との新コンビで、内枠の2番枠からロスなく運べるかが焦点になります。
厩舎コメント
陣営によると、前走は道中から手前を替え、4コーナーで外に膨れたとのこと。勝ち馬とはコース取りの差で、中間は馬もしっかりしてコーナリングもスムーズ。改めて期待しているという話です。
調教
11月4日、美浦W・良。馬なり余力で68.2-52.5-37.5-11.4[8]、ジャムセッション(二歳未勝)との併せで0.2秒追走から0.1秒先着。短評は「馬体充実動き目立」で、評価は↗。1週前が好時計と好調教で、直前もバネが利いた素晴らしい動き。気配は上々です。
3番 ニシノトラノスケ(牡2・大野拓弥・美浦/千葉直人)
前走のサウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)は10着。東京芝1600mで勝ち時計1分35秒2、上がり3F34.2と、末脚自体は悪くありませんでした。新馬戦は新潟芝1600mを勝ち時計1分36秒7で勝っています。今回は1600mから1400mへの距離短縮と、大野拓弥騎手への乗り替わりで巻き返しを狙います。ただ、前走から中4週で、前走6着以下の馬は過去10年で勝ちがありません。
厩舎コメント
陣営によると、坂のあるコースでのマイル戦は条件が厳しかったとのこと。休み明けをひと叩きして調子は上向きで、距離短縮は好材料だという話です。
調教
11月4日、美浦坂路・良。馬なり余力で54.4-39.8-26.0-12.9、単走。短評は「フットワーク軽快」で、評価は→。気性的に敏感な面があり、追われてからの良し悪しは直線で出る、とのこと。良化してきたものの坂路のみの仕上げで、気配はほどほどです。
4番 ノーセット(牡2・津村明秀・美浦/高柳瑞樹)
前走の新潟芝1400m未勝利戦は、スタートから先手を奪い、最後まで後続を寄せ付けず7馬身差で圧勝しました。勝ち時計1分21秒7、上がり3F34.8と、着差以上に余力を感じさせる内容です。新馬戦も同じ1400mで2着と、距離への対応は実績があります。今回は一気の相手強化となりますが、前走のスピードは重賞でも魅力です。ただ、前走未勝利組は過去10年で35頭が勝利なしというデータがあります。
厩舎コメント
陣営によると、勝ったあとは放牧を挟み、ここを目標に調整してきたとのこと。前走は相手関係もあるものの強い競馬で勝利し、この中間の動きもいい。ただ、まだ成長が遅い感じで、相手が強くなってどこまでやれるか、という話です。
調教
11月4日、美浦坂路・良。強めに追って52.0-37.8-24.6-12.4、ルージュボニート(古馬1勝)との併せで0.7秒追走同入。短評は「仕上がり良好」で、評価は→。坂路で追って終いまで手応えに余裕があり、気配は上々です。
5番 グルーヴェンス(牡2・横山武史・美浦/高柳瑞樹)
前走のサウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)は4着。東京芝1600mで逃げて、勝ち馬アゴルディーノと0.3秒差まで踏ん張りました。新潟芝1400mの未勝利戦では3番手から抜け出して1分21秒7で勝利していて、1400mの勝ち鞍があります。今回は1400mへの距離短縮で、先行力を生かせる条件です。横山武史騎手はこのレースで5回騎乗して2勝しています。5枠は過去10年で最多の3勝を挙げている枠でもあります。
厩舎コメント
陣営によると、前走は展開も良かったが1600mでも頑張ったとのこと。馬体は変わらないが元気があって状態はいい。距離短縮もいいので、力関係次第では更にやれてもいい、という話です。
調教
11月4日、美浦W・良。強めに追って82.4-66.8-52.1-38.0-12.6[5]、ビップルミナス(新馬)との併せで1.2秒追走から0.4秒先着。短評は「追走先着に好感」で、評価は→。1週前・直前と動きが目立ち、最終追い切りは大きく追走して追いつき、終いの手応えにも余裕がありました。気配は上々です。
6番 インパルスドライブ(牡2・C.デムーロ・栗東/高橋亮)
9月19日の阪神芝1200m新馬戦を勝利した1戦1勝馬です。1番人気に支持され、3番手から上がり3F33.8の末脚を使って、勝ち時計1分09秒5で優勝しました。デビュー時の馬体重は514kgと大型馬で、外国産馬です。今回は初の東京競馬場と、芝1400mへの距離延長に挑戦します。栗東所属は過去10年で8勝・複勝率33.3%と、美浦所属を上回る成績です。6枠も複勝率33.3%の枠です。
厩舎コメント
陣営によると、初戦は期待通りの内容だったとのこと。ただ、能力と体がまだマッチしていない現状で、大きく変わってはいないものの、ムキになる面がないのは1ハロン延長に向けていい材料。使った上積みもあり、調教の感触では左回りの方がバランスをとりやすい、という話です。
調教
11月4日、栗東坂路・良。馬なり余力で54.3-39.4-25.5-12.8、メイショウキンタイ(古馬1勝)との併せで0.9秒追走から0.1秒先着。短評は「体も動きも良く」で、評価は↗。1週前に2歳1勝馬相手に好時計で先着し、直前も馬体が充実して動きにキレがあります。気配は上々です。
7番 シルバーノリダー(牡2・小林美駒・美浦/伊藤大士)
9月19日の中山芝1200m新馬戦を勝利した1戦1勝馬です。6番人気でのデビュー戦でしたが、スタートから先手を奪い、そのまま逃げ切りました。勝ち時計1分09秒6、2着に0.5秒差をつけています。今回は小林美駒騎手とのコンビを継続します。新馬戦から200mの距離延長となり、ほかの先行馬との兼ね合いがポイントになります。7枠は過去10年で勝ち馬が出ていない枠です。
厩舎コメント
陣営によると、今週は軽めでサラッとやったが、中間はしっかり乗り込まれ、初戦よりいいデキとのこと。新馬戦は楽に前で運び、終いも手前が替わってから更にひと伸び。ハナにはこだわらないし、1400mへの延長もOKで、重賞でどこまでやれるか楽しみ、という話です。
調教
11月4日、美浦坂路・良。馬なり余力で55.9-40.8-27.0-13.3、単走。短評は「時計平凡も動き良」で、評価は→。追われてからのフットワークに余裕はありますが、時計の伸びは今一つで、気配を上げていません。
8番 ジオパークカツキ(牡2・A.プーシャン・美浦/伊藤圭三)
デビュー2連勝の無敗馬です。札幌芝1200mの新馬戦と、中山芝1200mのカンナステークスを連勝。カンナステークスでは2番手から抜け出し、勝ち時計1分08秒5で優勝しました。逃げだけでなく控える競馬でも勝てた点が強みです。今回はA.プーシャン騎手との新コンビで、初の芝1400mに挑戦します。1200mからの距離延長に対応できるかが焦点です。前走カンナステークス組は、過去10年で8頭が出走して勝利がありません。
厩舎コメント
陣営によると、中間は放牧を挟んだが順調に乗り込んでいるとのこと。前走は控える形でも結果を出した。ここでも楽しみはあるが、距離1ハロン延長が課題、という話です。
調教
11月4日、美浦W・良。馬なり余力で69.5-53.9-38.5-11.9[3]、ポッドエステラ(二歳未勝)との併せで0.3秒追走から0.3秒先着。短評は「集中力出て」で、評価は→。1週前に好時計と好調教で、直前もバネが利いて好調。気配は上々です。
9番 ブルージェイ(牡2・C.ルメール・美浦/加藤征弘)
前走のクローバー賞を制した2戦2勝馬です。札幌芝1500mで3〜4番手から抜け出し、勝ち時計1分29秒3でフレイコンに半馬身差をつけました。新馬戦も札幌芝1500mを逃げ切っていて、逃げと好位差しの両方で勝てる自在性が魅力です。今回はC.ルメール騎手との新コンビで、デビュー3連勝と重賞初制覇を狙います。ルメール騎手はこのレースで7回騎乗して5勝、昨年もダイヤモンドノットで勝っています。
厩舎コメント
陣営によると、新馬勝ちのあと馬がその気になり過ぎていたので、耳覆いを着用して普段から馬の後ろに入れて調整してきたとのこと。前走は掛かりながら勝ち切った。この中間は落ち着きがあって好気配で、東京の1400mはイメージ的にもぴったり。切れる脚を使える、という話です。
調教
11月4日、美浦W・良。馬なり余力で85.6-68.6-53.7-38.4-12.1[5]、スペルチェック(新馬)との併せで0.4秒追走同入。短評は「仕上がり良好」で、評価は→。1週前に3歳未勝馬相手に好調教で、直前も力強いフットワーク。気配は上々です。
10番 ロンドンガーズ(牡2・三浦皇成・栗東/前川恭子)
前走のもみじステークスを勝った3戦2勝馬です。京都芝1400mで先頭に立ち、上がり3F33.9で後続の追撃をしのぎ、勝ち時計1分20秒5、2着にハナ差で勝利しました。同じ1400mのオープン特別を勝っている点は、このメンバーでも光ります。ただ、前走から中3週と間隔が短く、過去10年で中4週以内の馬は54頭で1勝しかしていません。初めての東京競馬場への対応もポイントです。
厩舎コメント
陣営によると、前走の内容は良かったとのこと。今回も同じ馬装で臨み、中間は順調。馬体は増やし気味にしているし、輸送をクリアできれば、という話です。
調教
11月4日、栗東CW・良。馬なり余力で52.5-37.8-11.5[5]、アスクメークシェア(古馬1勝)との併せで1.3秒追走から0.1秒先着。短評は「フットワーク軽快」で、評価は→。追走してからも脚の入りはスムーズで好調教でした。ただ、時計が示す通り目立つところまでは上がっておらず、気配を上げていません。
先行馬が並ぶ、ハナ争いがレースを決める
ハナを主張する馬が並びました。アテナブレイブ、ノーセット、グルーヴェンス、シルバーノリダーはいずれも前走で逃げて結果を残しています。外からはジオパークカツキとロンドンガーズにも先行力があり、序盤から前に行く馬が多い組み合わせです。
その後ろにブルージェイとフレイコンが好位を形成し、インパルスドライブとニシノトラノスケが中団で脚をためる形が想定されます。
シナリオは2つ。先行馬が競り合ってペースが速くなれば、好位で脚をためたブルージェイとフレイコンに展開が向きます。逆に、誰かが単騎逃げに持ち込めば、その馬の粘り込みが現実味を帯びます。ただ、過去10年で4角先頭からの逃げ切り勝ちは一度もありません。勝ち馬はすべて4角2〜9番手で、このデータと合わせて、当日のハナ争いの行方に注目です。
まとめ|京王杯2歳ステークス2026の見どころ
- 過去5年の勝ち馬は1・8・1・10・8番人気と、人気薄の勝利も珍しくない。1番人気は過去10年で4勝・複勝率60.0%と堅実な一方、3連単10万円超が直近6年で4回と波乱含み
- 4角2〜4番手の先行が5勝・複勝率41.2%で最安定。逃げ切り勝ちは過去10年でゼロ
- 見どころは、クローバー賞の再戦となるブルージェイとフレイコン、無敗のジオパークカツキ、1400mのオープン勝ちがあるロンドンガーズ、そして先行馬が並ぶハナ争いの行方
2歳戦は当日の馬体重とパドックの気配で評価が動くもの。勝ち馬10頭中9頭が前走から馬体重を4kg以上増やして臨んでいたというデータもあり、発表される馬体重もチェックしたいところです。各馬の厩舎コメントと調教情報も参考に、発走前にもう一度チェックしてみてください。
15:35の発走をお楽しみに。
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