フジノウェーブ記念は、大井競馬場のダート1400mで行われる早春のスプリント重賞(SIII)です。もともとは「東京スプリング盃」という名前で、初代覇者フジノウェーブの4連覇を称えて2014年から現在の名前になりました。このページでは、過去10年(2013〜2022年)の集計データと歴代勝ち馬、近年の傾向をまとめた常設ページとして、開催のたびに更新していきます。
レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | TOKYO MX賞 フジノウェーブ記念 |
| 格付け | SIII |
| 競馬場・距離 | 大井競馬場・ダート1400m |
| 出走条件 | 4歳以上オープン・南関東所属・別定 |
| 1着賞金 | 1,500万円 |
| 開催時期 | 2月下旬〜3月上旬 |
| 創設 | 2010年(前身の準重賞スプリングカップから重賞に昇格。当初は東京スプリング盃) |
| 特記事項 | 優勝馬には東京スプリント(JpnIII)への優先出走権が付与される |
歴代勝ち馬(2013〜2026年)
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 2013 | フジノウェーブ | 大井 | 御神本訓史 |
| 2014 | ジェネラルグラント | 船橋 | 石崎駿 |
| 2015 | セイントメモリー | 大井 | 本橋孝太 |
| 2016 | ソルテ | 大井 | 吉原寛人 |
| 2017 | ケイアイレオーネ | 大井 | 的場文男 |
| 2018 | リッカルド | 船橋 | 矢野貴之 |
| 2019 | キャプテンキング | 大井 | 坂井英光 |
| 2020 | トロヴァオ | 大井 | 藤田凌 |
| 2021 | キャプテンキング | 大井 | 和田譲治 |
| 2022 | ルーチェドーロ | 川崎 | 御神本訓史 |
| 2023 | ギャルダル | 船橋 | 澤田龍哉 |
| 2024 | ギャルダル | 船橋 | 矢野貴之 |
| 2025 | イグザルト | 大井 | 御神本訓史 |
| 2026 | ナンセイホワイト | 大井 | 安藤洋一 |
地元・大井所属が14年中9勝と圧倒的。キャプテンキング(2019・2021年)とギャルダル(2023・2024年)の2勝馬が2頭います。御神本訓史騎手は2013・2022・2025年と3勝を挙げています。
過去10年データ(2013〜2022年)の傾向
ここからは、当ブログで集計した2013〜2022年の10年分のデータです。
人気別:1番人気は堅いが、中穴の優勝も出る
| 人気 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1番人気 | 4-1-1-4 | 60% |
| 2番人気 | 0-2-2-6 | 40% |
| 3番人気 | 2-2-1-5 | 50% |
| 4番人気 | 1-0-1-8 | 20% |
| 5〜6番人気 | 3-3-2-12 | 40% |
| 7〜8番人気 | 0-1-2-17 | 15% |
| 9番人気以下 | 0-1-1-72 | 2.7% |
1番人気の複勝率60%は堅実な数字ですが、勝ち馬は5〜6番人気からも3頭出ています。逆に9番人気以下の優勝はゼロで、大穴の単勝は期待薄という二面性のあるレースです。
脚質:先行馬の単勝回収率162.7%が光る
| 脚質 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 逃げ | 3-3-2-12 | 40% |
| 先行 | 7-2-3-29 | 29.3% |
| 差し | 0-4-5-50 | 15.3% |
| 追込 | 0-1-0-33 | 2.9% |
勝ち馬10頭のうち9頭は4コーナーを4番手以内で通過。逃げ馬の複勝回収率は102.5%、先行馬の単勝回収率は162.7%と、前で競馬できる馬を素直に評価したいデータです。追込馬は10年で1頭しか馬券に絡みませんでした。
所属別:地元・大井が7勝
| 所属 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 大井 | 7-6-6-81 | 19% |
| 船橋 | 2-3-2-22 | 24.1% |
| 川崎 | 1-1-0-5 | 28.6% |
| 浦和 | 0-0-2-16 | 11.1% |
ベテランと重斤量が強い
年齢別では7歳馬が4勝と最多で、8歳馬も1勝・2着2回。レース名の由来となったフジノウェーブは11歳で勝っています。斤量別では59kgを背負った馬の複勝率が37.5%と最も高く、別定で重くなる=実績馬がそのまま力を見せるレースです。なお、この10年で牝馬の優勝はありません。
前走ローテ:ゴールドカップ組が4勝
| 前走 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ゴールドカップ | 4-0-0-4 | 50% |
| 報知グランプリカップ | 1-2-1-5 | 44.4% |
| マイルグランプリ | 1-0-1-4 | 33.3% |
| ウインタースプリント | 0-3-4-29 | 19.4% |
年末のゴールドカップ(浦和1400m)組が4勝と目立ちます。同じ1400mの重賞を走ってきた馬の適性が、そのままここでも生きる形です。
近年の流れ(2023〜2026年)
2023・2024年は船橋のギャルダルが連覇。集計期間(〜2022年)は大井の牙城でしたが、船橋勢が主役に躍り出ました。2025年はイグザルト、2026年はナンセイホワイトと大井勢が王座を奪回。勝ち馬の年齢は5〜6歳が中心になっており、「ベテランのレース」という色合いはやや薄まっていますが、先行馬が強いという骨格は変わっていません。
大井1400mという舞台
大井1400mは外回りコースの向正面からスタートし、スピードの持続力が問われる条件です。コース全体の特徴は大井競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。
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