かしわ記念の傾向とデータ|1番人気が14年勝てていない船橋のマイル戦

かしわ記念は、船橋競馬場のダート1600mで行われるJpnIの指定交流競走で、ゴールデンウィークの船橋を代表する一戦です。フェブラリーステークスと並び、上半期のダートマイル王を争う舞台として定着しています。このページでは、2013〜2026年の勝ち馬データから集計した傾向と、歴代勝ち馬をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。

レース概要

項目 内容
正式名称 農林水産大臣賞典 かしわ記念
格付け JpnI(ダートグレード競走)
競馬場・距離 船橋競馬場・ダート1600m(1995年までは1800m)
出走条件 4歳以上・指定交流
負担重量 定量57kg(牝馬2kg減)
1着賞金 8,000万円(2022年から。2021年は7,000万円)
開催時期 5月上旬(ゴールデンウィーク)。2018年からナイター開催
創設 1989年(前身の準重賞は1978年)

歴代勝ち馬(2013〜2026年)

年 勝ち馬 所属 人気 騎手
2013 ホッコータルマエ JRA栗東 2 幸英明
2014 コパノリッキー JRA栗東 2 田辺裕信
2015 ワンダーアキュート JRA栗東 4 和田竜二
2016 コパノリッキー JRA栗東 3 武豊
2017 コパノリッキー JRA栗東 2 武豊
2018 ゴールドドリーム JRA栗東 2 C.ルメール
2019 ゴールドドリーム JRA栗東 2 C.ルメール
2020 ワイドファラオ JRA栗東 6 福永祐一
2021 カジノフォンテン 船橋 2 張田昂
2022 ショウナンナデシコ JRA栗東 2 吉田隼人
2023 メイショウハリオ JRA栗東 2 浜中俊
2024 シャマル JRA栗東 6 川須栄彦
2025 シャマル JRA栗東 2 川須栄彦
2026 ウィルソンテソーロ JRA美浦 3 川田将雅

14年のうちJRA勢が13勝を挙げ、地方所属の優勝は2021年カジノフォンテン(船橋)の1勝だけです。複数回の優勝はコパノリッキーの3勝(2014・2016・2017年)が最多で、ゴールドドリームとシャマルが2勝ずつ。勝ち馬の年齢は4歳から9歳まで広く、息の長いダートマイラーが集まるレースの顔が出ています。

勝ち馬データ(2013〜2026年)の傾向

ここからは、上記の勝ち馬14頭を集計したデータです。全出走馬ではなく勝ち馬だけの内訳なので、レースの「勝ち方の偏り」として読んでください。

1番人気は0勝、2番人気が9勝という極端な偏り

人気 勝ち馬の数
1番人気 0頭
2番人気 9頭
3番人気 2頭
4番人気 1頭
6番人気 2頭

勝ち馬の中心は2番人気でした。2013年ホッコータルマエから2025年シャマルまで、14年中9年は2番人気が勝っています。逆に1番人気の優勝はゼロで、遡れば2010年のエスポワールシチーを最後に勝ちがありません。本命視された馬があと一歩で届かない年が続く、人気の読み違えが起きやすいレースです。

JRA勢が13勝、船橋勢の優勝はカジノフォンテンだけ

所属 勝ち馬の数
JRA栗東 12頭
JRA美浦 1頭
船橋 1頭

地元・船橋に残された優勝は、2021年のカジノフォンテンのみでした。JRA勢の中では栗東が12勝と偏り、美浦の優勝は2026年ウィルソンテソーロがこの14年で初めてです。船橋のマイル戦は、遠征してくる栗東のマイラーに牛耳られてきました。

同じ馬が何度も勝つ、リピーターのレース

コパノリッキーは2014・2016・2017年と3勝を挙げ、通算でもエスポワールシチーと並ぶ最多勝タイです。ゴールドドリーム(2018・2019年)とシャマル(2024・2025年)は連覇を果たしました。騎手では武豊、C.ルメール、川須栄彦が2勝ずつを挙げています。前年に好走した馬を翌年も追う価値のある舞台です。

近年の流れ(2024〜2026年)

2024・2025年:シャマルが4頭目の連覇馬になった

2024年は6番人気、2025年は2番人気でシャマルが勝ち、レース史上4頭目の連覇を果たしました。川須栄彦とのコンビで、2年続けて船橋のマイルを制しています。

2026年:ウィルソンテソーロが7歳で制し、美浦勢に初白星

2026年はウィルソンテソーロが3番人気で優勝し、JRA美浦の所属馬としてこの14年で初めて勝ちました。7歳馬の優勝は2017年コパノリッキー、2025年シャマルに続くもので、ベテランの地力が衰えないレースの性格がここにも出ています。

まとめると、かしわ記念は「2番人気+リピーター」という見立てが長く機能してきました。1番人気の不在と、同じ顔ぶれの再登場。この2点が船橋のマイル戦の個性です。

船橋1600mという舞台

船橋1600mは左回りで、直線は308mです。コーナーが下りながら外へ膨らむスパイラルカーブが特徴で、外を回るロスと内を突く判断のどちらを選ぶかが問われます。コース全体の特徴は船橋競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。

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最新のかしわ記念の予想記事(全頭診断)は、開催前日にこのブログで公開します。この傾向ページも、レースが終わるたびに勝ち馬とデータを更新していきます。

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