勝島王冠の傾向とデータ|1番人気5勝と11番人気の波乱が同居する、暮れの大井1800m

勝島王冠は、大井競馬場のダート1800mで行われるSIIの南関東重賞です。優勝馬には暮れの東京大賞典への優先出走権が与えられ、レース名は大井競馬場のある品川区勝島に由来します。このページでは、歴代勝ち馬と、勝ち馬の顔ぶれから集計した2013〜2025年の傾向をまとめておきます。2026年大会は12月2日(水)の開催予定で、まだ勝ち馬は決まっていません。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。

レース概要

項目 内容
正式名称 勝島王冠
格付け SII(2018年から。2009〜2017年はSIII)
競馬場・距離 大井競馬場・ダート1800m(右・外回り)
出走条件 サラブレッド系3歳以上オープン・南関東所属
負担重量 別定(級格別。A1級57kg・A2級55kg・B1級以下54kgを基本に、牝馬2kg減・3歳馬2kg減、重賞勝ち馬は加増)
1着賞金 3,000万円(2026年から。2024・2025年は2,500万円)
開催時期 11月下旬〜12月上旬・ナイター
創設 2009年(準重賞「勝島賞」を重賞に格上げして新設)

歴代勝ち馬(2013〜2025年)

年 勝ち馬 所属 人気 騎手
2013 ガンマーバースト 船橋 1 森泰斗
2014 ハブアストロール 大井 11 左海誠二
2015 ムサシキングオー 大井 2 笹川翼
2016 セイスコーピオン 川崎 1 森泰斗
2017 ディアドムス 大井 1 岡部誠
2018 モジアナフレイバー 大井 3 繁田健一
2019 モジアナフレイバー 大井 1 繁田健一
2020 カジノフォンテン 船橋 4 張田昂
2021 コズミックフォース 大井 2 御神本訓史
2022 ライトウォーリア 川崎 8 矢野貴之
2023 サヨノネイチヤ 大井 5 西啓太
2024 キングストンボーイ 大井 2 御神本訓史
2025 キングストンボーイ 大井 1 吉原寛人

13年の勝ち馬は地元・大井が9頭、船橋と川崎が2頭ずつです。同じ馬の複数勝利はモジアナフレイバー(2018・2019年)とキングストンボーイ(2024・2025年)の連覇が2組。勝ち馬は全頭が牡馬か騸馬で、牝馬の優勝はこの期間に出ていません。

勝ち馬13頭の集計(2013〜2025年)

ここからは、上の歴代勝ち馬リストを集計した数字です。対象は2013〜2025年の勝ち馬13頭に限ります。

人気別:1番人気が5勝、11番人気の勝ち馬も出る

人気 勝ち馬数
1番人気 5
2番人気 3
3番人気 1
4番人気 1
5番人気 1
8番人気 1
11番人気 1

1・2番人気の合計は8勝で、顔ぶれの中心は上位人気です。ただし2014年は11番人気のハブアストロールが単勝128.0倍で勝ち、2022年も8番人気のライトウォーリアが勝ちました。暮れの大井に実績馬がそろう分、人気を落とした古豪の巻き返しが混ざる顔ぶれです。

所属別:地元・大井が9勝、浦和の勝ち馬はゼロ

所属 勝ち馬数
大井 9
船橋 2
川崎 2
浦和 0

地元・大井の9勝が中心です。船橋の2勝はガンマーバーストとカジノフォンテン、川崎の2勝はセイスコーピオンとライトウォーリアでした。南関東所属馬限定のレースながら、勝ち星は3場に散らばっています。浦和所属の勝ち馬はまだ出ていません。

騎手と年齢:2勝騎手が3人、勝ち馬の中心は6歳

複数回勝った騎手は森泰斗(2013・2016年)、繁田健一(2018・2019年)、御神本訓史(2021・2024年)の3人で、いずれも2勝です。調教師では森下淳平、福永敏、渡邉和雄が2勝ずつを挙げました。勝ち馬の年齢は6歳が5勝で最多、4歳が4勝、5歳が2勝と続き、3歳の勝ち馬は2018年のモジアナフレイバーだけです。

近年の流れ

2014〜2015年:単勝128倍の波乱と、笹川翼の重賞初制覇

2014年は11番人気のハブアストロールが追い込んで勝ち、単勝は128.0倍まで跳ねました。同じ森下淳平厩舎の1番人気ハッピースプリントは5着で、人気薄の僚馬が人気馬を置き去りにした年です。翌2015年はムサシキングオーが勝ち、鞍上の笹川翼はデビュー3年目で重賞初制覇を飾っています。

2018〜2019年:SIIへの格上げと、モジアナフレイバーの連覇

2018年に格付けがSIIIからSIIへ上がり、1着賞金も2,200万円に増えました。その初年度を3歳のモジアナフレイバーが勝ち、翌2019年は1番人気で連覇を達成。モジアナフレイバーはこのあとマイルチャンピオンシップ南部杯で3着に入るなど、ダートマイル路線の顔になりました。

2020〜2022年:後に大レースを勝つ馬がそろった3年

2020年の勝ち馬カジノフォンテンは、年が明けて川崎記念とかしわ記念を続けて制しました。2021年は日本ダービー3着のコズミックフォース、2022年は8番人気のライトウォーリアが勝ち、ライトウォーリアは後に川崎記念も勝っています。前哨戦の看板どおり、ここを勝った馬が次の大舞台でも結果を残した3年でした。

2024〜2025年:キングストンボーイの連覇と、賞金の増額

2024・2025年はキングストンボーイが連覇しました。2024年は2番人気、2025年は1番人気での勝利で、2025年の鞍上・吉原寛人はこの勝利で地方競馬の重賞200勝に到達しています。1着賞金は2024年に2,500万円、2026年には3,000万円へ増え、レースの格も上がってきました。

まとめると、勝島王冠は地元・大井と上位人気を軸に組み立てるレースです。軸はそう置ける一方で、11番人気と8番人気の勝ち馬が示すとおり、力のある古豪が人気を落とした年に牙をむきます。東京大賞典の優先出走権が懸かる一戦らしく、暮れの大一番を見据えた実績馬の仕上がりを見る舞台です。

大井1800mという舞台

大井1800mは右回り・外回りで、帝王賞やレディスプレリュードと同じコースです。ゴールまでの直線は386mと南関最長。当ブログの集計では逃げ馬の勝率は19.7%で、1200mほど前が残る舞台ではありません。距離がある分だけ差し馬にも届き、実績馬の地力が着順に表れやすいコースです。コース全体の特徴は大井競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。

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最新の勝島王冠の予想記事(全頭診断)は、開催前日にこのブログで公開します。この傾向ページも、レースが終わるたびに勝ち馬とデータを更新していきます。

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