東京盃の傾向とデータ|1番人気7勝、勝ち馬は7番人気以内に収まるJBCスプリント前哨戦

東京盃は、大井競馬場のダート1200mで行われるJpnIIの指定交流競走です。JBCスプリントの優先出走権が懸かる「Road to JBC」の一戦で、南関東のスプリント王決定戦でもあります。このページでは、歴代勝ち馬と、勝ち馬の顔ぶれから集計した2013〜2026年の傾向をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。

レース概要

項目 内容
正式名称 東京盃(Road to JBC指定競走。2023年までは農林水産大臣賞典)
格付け JpnII(ダートグレード競走)
競馬場・距離 大井競馬場・ダート1200m(右・外回り)
出走条件 サラブレッド系3歳以上・指定交流
負担重量 別定(3歳55kg・4歳以上56kg・牝馬2kg減。GI/JpnI勝ち馬は2kg、GII/JpnII勝ち馬は1kg増)
1着賞金 4,000万円(2024年から。2009〜2023年は3,500万円)
開催時期 9月下旬〜10月上旬・ナイター
創設 1967年(地方競馬で全国初の短距離重賞として)

歴代勝ち馬(2013〜2026年)

年 勝ち馬 所属 人気 騎手
2013 タイセイレジェンド JRA栗東 1 内田博幸
2014 ノーザンリバー JRA栗東 1 蛯名正義
2015 ダノンレジェンド JRA栗東 1 M.デムーロ
2016 ドリームバレンチノ JRA栗東 4 岩田康誠
2017 キタサンミカヅキ 船橋 7 繁田健一
2018 キタサンミカヅキ 船橋 2 森泰斗
2019 コパノキッキング JRA栗東 1 藤田菜七子
2020 ジャスティン JRA栗東 1 戸崎圭太
2021 サクセスエナジー JRA栗東 7 松山弘平
2022 レッドルゼル JRA栗東 1 川田将雅
2023 ドンフランキー JRA栗東 1 池添謙一
2024 チカッパ JRA栗東 4 横山典弘
2025 ヤマニンチェルキ JRA栗東 2 岩田望来
2026 ゼーロス 大井 4 笹川翼

14年の勝ち馬はJRA勢が11頭、地方勢が3頭です。同じ馬の複数勝利はキタサンミカヅキの連覇(2017・2018年)だけ。地元・大井所属の勝ち馬は長らく出ていませんでしたが、2026年にゼーロスが2008年のフジノウェーブ以来、18年ぶりに勝ちました。

勝ち馬14頭の集計(2013〜2026年)

ここからは、上の歴代勝ち馬リストを集計した数字です。対象は2013〜2026年の勝ち馬14頭に限ります。

人気別:1番人気が7勝、崩れた年も7番人気まで

人気 勝ち馬数
1番人気 7
2番人気 2
3番人気 0
4番人気 3
5番人気 0
6番人気 0
7番人気 2

勝ち馬はすべて7番人気以内で、1・2番人気が14年で9勝を占めます。人気薄で勝ったのは7番人気の2頭、2017年のキタサンミカヅキと2021年のサクセスエナジーだけ。3番人気と5・6番人気からは、この期間に勝ち馬が出ていません。

所属別:JRA栗東が11勝、美浦の勝ち馬はゼロ

所属 勝ち馬数
JRA栗東 11
JRA美浦 0
船橋 2
大井 1

JRA勢の11勝はすべて栗東所属馬です。短距離のダートグレードに強い厩舎が西に集まっている、そのままの結果になりました。地方勢の3勝は船橋のキタサンミカヅキが2勝、大井のゼーロスが1勝。浦和・川崎の所属馬はこの期間に勝っていません。

騎手と年齢:勝ち騎手は14人全員が違い、3歳馬が直近3年を連勝中

14年の勝ち騎手は14人全員が別人です。岩田康誠と岩田望来の親子が名を連ねた点は目を引きます。調教師では矢作芳人(2013・2020年)と村山明(2015・2019年)が2勝ずつ。勝ち馬の年齢は3歳・4歳・6歳が3勝ずつ、7歳が2勝、5歳・8歳・9歳が1勝ずつで、最高齢は2016年のドリームバレンチノの9歳でした。直近は流れが変わり、2024年のチカッパから2026年のゼーロスまで3歳馬が3年続けて勝っています。

近年の流れ

2017〜2018年:キタサンミカヅキが船橋所属のまま連覇した

キタサンミカヅキは2017年に7番人気、2018年に2番人気で勝ち、レース史上6頭目の連覇を達成しました。鞍上は2017年が繁田健一、2018年が森泰斗と替わっています。地方馬による連覇は1997・1998年のカガヤキローマン以来、20年ぶりのことでした。

2019年:藤田菜七子が女性騎手初のダートグレード制覇を飾った

2019年は1番人気のコパノキッキングが勝ち、鞍上の藤田菜七子はJRA所属の女性騎手として初の重賞勝利を記録しました。日本の女性騎手がダートグレード競走を勝ったのも初めてのことです。この勝利でレースの売得金は初めて10億円を超え、翌月にはコパノキッキングがJBCスプリントも制しました。

2023〜2026年:レコードタイムと冠名の変更、そして3歳馬の台頭

2023年はドンフランキーが大井1200mのコースレコードを1分10秒0に更新して逃げ切りました。2024年からは農林水産大臣賞典の冠が外れ、1着賞金が3,500万円から4,000万円に戻っています。そして2026年、3歳のゼーロスが前年覇者ヤマニンチェルキをハナ差でかわし、大井所属馬として18年ぶりの優勝を果たしました。3歳馬の勝利は2024年から3年連続です。

まとめると、東京盃は1番人気と栗東勢を軸に組み立てるレースです。崩れる年でも7番人気までで、地方馬が割って入る余地はキタサンミカヅキとゼーロスが示した分だけ残ります。秋の大井1200mで前に行けるスピードがあるか、その一点が顔ぶれを決めています。

大井1200mという舞台

大井は南関で唯一の右回りで、1200mは外回りコースを使います。ゴールまでの直線は386mと南関最長ですが、短距離では差しがなかなか届きません。当ブログの集計では、大井1200mの逃げ馬の勝率は28.0%で差し馬の約8倍、1番人気の勝率も43.0%あります。コース全体の特徴は大井競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。

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最新の東京盃の予想記事(全頭診断)は、開催前日にこのブログで公開します。この傾向ページも、レースが終わるたびに勝ち馬とデータを更新していきます。

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