日本テレビ盃は、船橋競馬場のダート1800mで行われるJpnIIの指定交流競走です。Road to JBCに指定され、優勝馬にはJBCクラシックへの優先出走権が与えられます。このページでは、過去10年(2011〜2020年)のデータを集計した傾向と、歴代勝ち馬をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。
レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 日本テレビ盃 |
| 格付け | JpnII(ダートグレード競走) |
| 競馬場・距離 | 船橋競馬場・ダート1800m(1998年から1800m、それ以前は2000m) |
| 出走条件 | 3歳以上・指定交流・別定 |
| 1着賞金 | 4,000万円(2023年から。2022年は3,500万円) |
| 開催時期 | 9月下旬〜10月初旬・ナイター |
| 創設 | 1954年(当時は「NTV盃」) |
| 特記事項 | 優勝馬にJBCクラシック(JpnI)への優先出走権が付与される |
歴代勝ち馬(2013〜2026年)
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | 人気 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2013 | ワンダーアキュート | JRA | 1 | 武豊 |
| 2014 | クリソライト | JRA | 1 | 戸崎圭太 |
| 2015 | サウンドトゥルー | JRA | 3 | 大野拓弥 |
| 2016 | アウォーディー | JRA | 1 | 武豊 |
| 2017 | アポロケンタッキー | JRA | 4 | 内田博幸 |
| 2018 | ケイティブレイブ | JRA | 1 | 福永祐一 |
| 2019 | クリソベリル | JRA | 1 | 川田将雅 |
| 2020 | ロードブレス | JRA | 5 | 三浦皇成 |
| 2021 | サルサディオーネ | 大井 | 2 | 矢野貴之 |
| 2022 | フィールドセンス | 船橋 | 7 | 本橋孝太 |
| 2023 | ウシュバテソーロ | JRA | 1 | 川田将雅 |
| 2024 | ウィリアムバローズ | JRA | 3 | 坂井瑠星 |
| 2025 | フォーエバーヤング | JRA | 1 | 坂井瑠星 |
| 2026 | ミッキーファイト | JRA | 1 | 戸崎圭太 |
14年中12年をJRA勢が制し、地方勢の優勝は2021年のサルサディオーネ(大井)と2022年のフィールドセンス(船橋)だけ。1番人気は14年で8勝しました。勝ち馬は14年すべて別の馬で、この期間に連覇した馬はいません。
過去10年データ(2011〜2020年)の傾向
ここからは、当ブログで集計した2011〜2020年の10年分のデータです。
人気別:1番人気が7勝、複勝率90%
| 人気 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1番人気 | 7-0-2-1 | 90% |
10年で1番人気が7勝、3着を外したのは1回だけでした。2013年から2019年までは、1番人気が勝つか、来ても3着までという年が続きます。まず1番人気の馬の地力を測ることが、このレースの出発点になります。
前走ローテ:帝王賞組が4勝で中心になる
| 前走 | 成績 |
|---|---|
| 帝王賞 | 4-3-3-3 |
| マーキュリーカップ | 1勝・複勝率75.0% |
夏の大井・帝王賞から直行してきた馬が4勝。帝王賞で好走した馬が、秋の船橋でもそのまま力を見せる流れです。盛岡のマーキュリーカップ組も1勝しており、夏の交流重賞で結果を出した馬を素直に評価したいところですね。
枠と脚質:1枠は10年で3着内ゼロ、逃げ馬は複勝率64.7%
| 項目 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1枠 | 0-0-0-9 | 0% |
| 8枠 | 4-2-2-11 | 42.1% |
| 逃げ馬 | 3-4-4-6 | 64.7% |
1枠は10年で1頭も馬券に絡みませんでした。逆に大外の8枠は4勝。船橋1800mは最初のコーナーまで距離があるため、外から自分の形に持ち込める馬が恵まれます。逃げ馬の複勝率64.7%も高く、先行力を備えた馬を軽く見ることはできません。
血統と年齢:ゴールドアリュール産駒が3勝、5歳馬が4勝
父ゴールドアリュールの産駒は[3-2-1-1]で複勝率85.7%。2011年のスマートファルコン、2014年のクリソライト、2019年のクリソベリルと、10年で3頭の勝ち馬を送り出しました。年齢では5歳馬が[4-3-3-7]・複勝率58.8%で4勝。充実期に入った5歳が中心のレースです。
近年の流れ(2021〜2026年)
2021・2022年:地方馬が2年続けて勝った
2021年は大井のサルサディオーネが2番人気で優勝し、2022年は地元・船橋のフィールドセンスが7番人気で勝ちました。JRA勢が中心という構図の中で、地方馬が2年連続で頂点に立った時期です。2022年の勝ち馬は8歳馬で、高齢馬だからと切り捨てられない一戦でもありました。
2023年:ドバイ帰りのウシュバテソーロが1番人気に応えた
2023年は、同年春にドバイワールドカップを制したウシュバテソーロが1番人気で優勝。世界レベルの馬が秋の始動戦として選ぶレースであり、レベルの高さがうかがえます。
2025・2026年:フォーエバーヤングとミッキーファイト、1番人気の連勝
2025年はフォーエバーヤングが1番人気で勝ち、その後にブリーダーズカップ・クラシック制覇まで成し遂げました。2026年は帝王賞も制していたミッキーファイトが1番人気で優勝しています。近年の勝ち馬は、そのままダート路線の主役へ進んでいく馬ばかりです。
まとめると、「1番人気+夏の交流重賞で好走した馬」という大枠は今も有効。ただし2021・2022年のように地方馬が割って入る年があり、人気だけで決め切らない見方も残しておきたいレースです。
船橋1800mという舞台
船橋1800mは向正面からのスタートで、最初のコーナーまでの距離が長く取れます。外枠からでもポジションを取りにいけるため、枠の有利不利が小回りコースほど極端に出ません。コース全体の特徴は船橋競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。
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