全日本2歳優駿は、川崎競馬場のダート1600mで行われるJpnIの国際交流競走で、その年の2歳ダート王を決める一戦です。創設は1950年で、現存する地方競馬の重賞では最も長い歴史を持ちます。このページでは、過去10年(2011〜2020年)のデータを集計した傾向と、歴代勝ち馬をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。
レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 農林水産大臣賞典 全日本2歳優駿 |
| 格付け | JpnI(ダートグレード競走・国際L) |
| 競馬場・距離 | 川崎競馬場・ダート1600m(1959年から1600m) |
| 出走条件 | 2歳・国際交流・定量56kg(牝馬55kg、南半球産3kg減。2022年までは牡55kg・牝54kg) |
| 1着賞金 | 4,200万円(2020年から。2026年は6,000万円に増額) |
| 開催時期 | 12月中旬 |
| 創設 | 1950年(「全日本三才優駿」として創設、2001年に現名称へ) |
歴代勝ち馬(2013〜2025年)
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | 人気 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2013 | ハッピースプリント | 北海道 | 1 | 宮崎光行 |
| 2014 | ディアドムス | JRA美浦 | 3 | 三浦皇成 |
| 2015 | サウンドスカイ | JRA栗東 | 1 | 戸崎圭太 |
| 2016 | リエノテソーロ | JRA美浦 | 1 | 吉田隼人 |
| 2017 | ルヴァンスレーヴ | JRA美浦 | 1 | M.デムーロ |
| 2018 | ノーヴァレンダ | JRA栗東 | 5 | 北村友一 |
| 2019 | ヴァケーション | 川崎 | 5 | 吉原寛人 |
| 2020 | アランバローズ | 船橋 | 2 | 左海誠二 |
| 2021 | ドライスタウト | JRA栗東 | 1 | 戸崎圭太 |
| 2022 | デルマソトガケ | JRA栗東 | 3 | 松若風馬 |
| 2023 | フォーエバーヤング | JRA栗東 | 1 | 坂井瑠星 |
| 2024 | ミリアッドラヴ | JRA栗東 | 2 | 西村淳也 |
| 2025 | パイロマンサー | JRA栗東 | 2 | 岩田望来 |
13年のうち10年をJRA勢が制し、地方勢の優勝はハッピースプリント、ヴァケーション、アランバローズの3頭だけです。2021年以降はJRA勢が5連勝中で、内訳はすべて栗東。1番人気の優勝は6回あり、勝ち馬は5番人気以内で収まっています。
過去10年データ(2011〜2020年)の傾向
ここからは、当ブログで集計した2011〜2020年の10年分のデータです。
人気別:1番人気が5勝、10番人気以下は3着内ゼロ
| 人気 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1番人気 | 5-1-2-2 | 80% |
| 2番人気 | 1-4-0-5 | 50% |
| 3番人気 | 2-1-2-5 | 50% |
| 10番人気以下 | 0-0-0-32 | 0% |
1番人気は5勝・複勝率80%と、2歳戦らしく力関係がはっきり出ました。2・3番人気も複勝率50%を保ち、勝ち馬はすべて5番人気以内です。下位人気の台頭はなく、10番人気以下は32頭が出走して1頭も馬券に絡みませんでした。
前走:3着以内30頭のうち26頭が前走2着以内だった
| 前走 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 前走1800m組 | 4-3-1-23 | 25.8% |
| 兵庫ジュニアグランプリ | 1-2-3-17 | 26.1% |
| ハイセイコー記念 | 1-1-1-9 | 25% |
| 平和賞 | 1-0-1-10 | 16.7% |
| 鎌倉記念 | 0-0-0-4 | 0% |
馬券に絡んだ30頭のうち26頭は、前走で2着以内に入っていました。2歳のこの時期は近走の勢いがそのまま力の裏付けになります。前走の距離では1800m組が4勝と最も多く、JBC2歳優駿のような長い距離を経験した馬が、1600mで粘りを見せていました。
騎手と枠順:デムーロは連対率75%、枠の有利不利は出にくい
M.デムーロは2011〜2020年に4回騎乗して[1-2-0-1]、連対率75%を残しました。2017年のルヴァンスレーヴの優勝を含む成績です。一方で枠順には目立った偏りがなく、川崎1600mはスタートから第1コーナーまで距離があるため、内外の差が小さいコース形態が数字にも表れています。
近年の流れ(2021〜2025年)
2021年:ドライスタウトがレコードで圧勝
ドライスタウトが1:39.2のレースレコードで優勝し、無敗のまま2歳ダート王に就きました。1番人気の強さが際立った年です。
2023年:フォーエバーヤングが無敗で制覇
2023年も1番人気のフォーエバーヤングが無敗で勝ちました。この馬は翌年にUAEダービーを制し、2025年にはサウジカップまで勝っています。2歳の頂点で見せた力は、そのまま世界の舞台でも通用しました。
2024・2025年:2番人気の連勝、牝馬の優勝も
2024年は牝馬のミリアッドラヴが2番人気で勝ち、牝馬の優勝は2016年のリエノテソーロ以来8年ぶりでした。2025年も2番人気のパイロマンサーが無敗で制しています。1番人気はこの2年勝ち切れていませんが、勝ち馬は2番人気までで収まり、上位人気の信頼度そのものは崩れていません。
2026年は12月16日の開催で、1着賞金が6,000万円に増額されます。まとめると、全日本2歳優駿は前走で好走した上位人気馬を素直に信頼するレースです。2歳馬の成長力は誤差が大きい分、前走の着順という裏付けが他世代の重賞より重く効きます。
川崎1600mという舞台
川崎競馬場は1周1200mの小回りコースですが、1600mはスタートから最初のコーナーまで距離があり、枠順の有利不利が出にくい設定です。小回りゆえに位置取りの巧さは問われるものの、実力差がそのまま出やすい舞台でもあります。コース全体の特徴は川崎競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。
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最新の全日本2歳優駿の予想記事(全頭診断)は、開催前日にこのブログで公開します。この傾向ページも、レースが終わるたびに勝ち馬とデータを更新していきます。
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