- ラブミーチャン記念とは|2歳牝馬の全国交流重賞
- ラブミーチャン記念の過去データ|過去5年(2021〜2025年)の傾向
- 笠松ダート1580mのコースデータ|2026年からの新距離
- 出走馬10頭の紹介|近走・厩舎コメント
- 展開のポイント|ネクストスター組と金沢シンデレ組の対決
- まとめ|ラブミーチャン記念2026の見どころ
ラブミーチャン記念とは|2歳牝馬の全国交流重賞
11月5日(木)の笠松競馬メインレースは、第13回ラブミーチャン記念(SPⅠ)。グランダム・ジャパン(GDJ)2歳シーズンの対象レースで、全国から2歳牝馬が集まる地方交流重賞です。正式名称は「スポーツニッポン杯 ラブミーチャン記念」。笠松の名牝ラブミーチャンの功績を称えて2014年に改称され、回次もその年に第1回へ戻りました。
今年の顔ぶれは10頭立て。地元・笠松勢4頭に名古屋勢3頭、金沢・高知からの遠征馬3頭が加わりました。2歳牝馬らしくキャリア2〜7戦の馬が大半で、「前走の内容」と「新しい1580mへの対応」が評価の出発点になるレースです。
この記事で分かることは、大きく3つです。
- ラブミーチャン記念の過去5年データ(勝ち馬の所属・人気の傾向)
- 今年から1580mに変わった笠松コースで求められる適性
- 出走馬10頭それぞれの近走内容・見どころ・厩舎コメント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年11月5日(木) |
| レース | 笠松12R・16:15発走 |
| 格付け | SPⅠ(地方交流重賞・GDJ対象) |
| 距離 | ダート1580m(右回り) |
| 条件 | サラ系2歳牝馬オープン・定量(55kg) |
| 1着賞金 | 500万円 |
| 出走頭数 | 10頭 |
ラブミーチャン記念の過去データ|過去5年(2021〜2025年)の傾向
過去5回のラブミーチャン記念は、すべて笠松ダート1600mで施行されました。今年は1580mに距離が変わるため、過去のデータはそのまま当てはまるものではありませんが、レースの性格を知る手がかりにはなります。
勝ち馬一覧|所属が5年で5通り、地元・笠松の勝利はゼロ
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | タイム | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2021 | エムティアンジェ | 金沢 | 1:43.0 | 栗原大河 |
| 2022 | ボヌールバローズ | 大井 | 1:43.0 | 赤岡修次 |
| 2023 | ヴィヴィアンエイト | 北海道 | 1:42.4 | 岡部誠 |
| 2024 | エバーシンス | 愛知 | 1:42.8 | 細川智史 |
| 2025 | ココキュンキュン | 兵庫 | 1:44.3 | 山本咲希到 |
過去5年の勝ち馬の所属は金沢・大井・北海道・愛知・兵庫とすべて異なり、笠松所属馬の勝利は過去5年でゼロ。地元馬の苦戦が続いているのが、このレースの大きな特徴です。逆に言えば、遠征馬が力を発揮しやすいレースでもあります。
人気別|確認できた近3回の勝ち馬はすべて1番人気
2022年のボヌールバローズ、2023年のヴィヴィアンエイト、2025年のココキュンキュンはいずれも1番人気での勝利でした。2025年のココキュンキュンは2番手から抜け出し、2番人気の逃げ馬に2馬身差をつける完勝。人気馬の信頼度は一定以上あるレースと言えます。
笠松ダート1580mのコースデータ|2026年からの新距離
今年のラブミーチャン記念は、きゅう舎再整備による発走地点の変更に伴い、従来の1600mから1580mへ距離が変わりました。1580mでの実績を持つ出走馬は、10月23日の日刊スポーツ賞(笠松1580m)に出走したピースブロッサム(4着)とエムティルージュ(2着)の2頭だけです。
1400mの持ち時計で見ると、キャトルブランシュの1:29.1とフォールドインの1:29.2が抜けています。1400mで速い時計を持つ馬が、20m延びた1580mでもスピードを持続できるかどうか。逆に、1580mを一度経験している2頭は、未知の距離に戸惑う他馬を尻目に先行して粘る展開が望ましい条件です。
出走馬10頭の紹介|近走・厩舎コメント
ここからは、出走馬10頭を馬番順に1頭ずつ紹介します。各馬の近走内容と見どころに、厩舎コメントを添えています。なお、笠松12Rの調教ページは競馬ブックSmartでの提供が確認できなかったため、調教欄は割愛し、近走と厩舎コメントを中心に診断します。
1番 エンジェルボヌール(牝2・塚本征吾・愛知/小国博行)
前走は金沢シンデレカップ(金沢ダート1500m)で2着。勝ったクリームパンに1.1秒離されましたが、小回りへの対応と力関係の両方に答えを出した一戦でした。札幌のクローバー賞(芝1500m)では11着と振るいませんでしたが、門別1000mのJRA認定競走勝ちがあり、ダートのスピードは確かです。金沢での直接対決のリベンジがテーマになります。
厩舎コメント
陣営によると、前走は出遅れなければもっと差を詰められたとのこと。ここ一本に調整して、上位進出を狙っているという話です。
2番 オンベイト(牝2・東川慎・笠松/後藤正義)
笠松1400mで2勝を挙げている地元馬。前走のネクストスター(笠松1400m)では3着、ジュニアクラウンでは5着と、重賞級ではあと一歩届いていません。先行して粘る形が持ち味で、展開次第では上位に食い込む場面も考えられます。
厩舎コメント
陣営によると、この馬なりに調整は順調とのこと。ただ、相手がさらに強くなるここでどうなるか、という見立てです。
3番 キャトルブランシュ(牝2・渡邊竜也・笠松/笹野博司)
前走のネクストスター(笠松1400m)を1:29.1で快勝し、ジュニアクラウンも制した地元の2歳女王候補。笠松1400mの持ち時計1:29.1はメンバーの中で最速で、札幌のコスモス賞(芝1800m)4着の経験もあり、重賞級の地力は証明済みです。小柄な馬体ながら根性があり、距離延長と相手強化、そして包まれた場合の対応が真価を問うポイントになります。
厩舎コメント
陣営によると、小柄でも根性があるとのこと。ただ、転入してからの2走はいずれも外からスムーズな競馬で、相手強化で包まれた場合にどうか、距離も延びる中で真価を問う一戦という話です。
4番 ピースブロッサム(牝2・藤原幹生・笠松/大橋敬永)
前走は日刊スポーツ賞(笠松1580m)で4着。今回とまったく同じ距離を経験しているのは大きな材料です。ネクストスター5着、ジュニアクラウン8着と重賞級ではやや後れを取りますが、新月特別2着・新馬勝ちと底は見せています。距離経験を生かして先行できれば、掲示板争いに加わる可能性があります。
厩舎コメント
陣営によると、さらに相手が強くなるここは厳しいとのこと。次走の認定戦に向けて、いい競馬ができればという話です。
5番 サツキクオンタム(牝2・加藤聡一・愛知/伊藤強一)
新月特別(笠松1400m)でピースブロッサムに先着して1勝目を挙げました。ただ、ネクストスター10着、ジュニアクラウン6着と上位争いでは苦戦が続いています。強敵相手に苦戦を強いられている現状で、いろいろ試しながら良くしていく段階と見ています。
厩舎コメント
陣営によると、強敵相手に苦戦を強いられているとのこと。いろいろ試して良くしていければ、という話です。
6番 エムティルージュ(牝2・丸野勝虎・愛知/田口輝彦)
前走の日刊スポーツ賞(笠松1580m)では2着に好走し、今回の距離への対応をすでに示しています。富有柿特別(1400m)2着、ビオラ特別3着と安定感もあり、門別1000mでの未勝利勝ちも持っています。鞍上が距離を保たせてくれた前走の内容に、馬の成長も加わっており、涼しくなって気合が乗ってきたという陣営の言葉も心強い材料です。
厩舎コメント
陣営によると、前走は鞍上が距離を保たせてくれたとのこと。馬も成長していて、涼しくなって気合が乗ってきたという話です。
7番 フォールドイン(牝2・筒井勇介・笠松/田口輝彦)
前走のネクストスターでは、キャトルブランシュに0.1秒差まで迫る2着。笠松1400mの持ち時計1:29.2はキャトルブランシュに次ぐ速さです。ジュニアクラウン4着、門別1100mでのJRA認定勝ちもあり、地力は確か。前走時は多少の疲れとフケの影響があった中での好走で、今回はカイ食いも良好で臨戦過程は前走以上とのこと。気合乗りも良くなっているようです。
厩舎コメント
陣営によると、前走時は多少疲れがありフケの影響も見せていたものの、それでいてあれだけの競馬ができたとのこと。カイ食いが良好で臨戦過程は今回の方が良く、気合乗りも良くなって調教の掛かりも良好という話です。
8番 スリーゴーイング(牝2・井上瑛太・高知/目迫大輔)
高知1300mで新馬勝ちを挙げ、2着・2着と堅実な成績を残してきた遠征馬。10月17日の高知戦は出走取消の扱いとなっており、実質の前走は10月4日の2着です。初の遠征競馬と初の笠松・初の1580mが課題ですが、今回はしっかり乗り込んできており、前走より状態は良いとのこと。揉まれずに運べれば、この馬なりに頑張れるはずです。
厩舎コメント
陣営によると、初の遠征競馬がどうかだけが課題で、今回は乗り込んできたとのこと。前走より状態は良く、強い馬もいるが揉まれずに運べればこの馬なりに頑張れるという話です。
9番 クリームパン(牝2・吉原寛人・金沢/川島洋人)
前走の金沢シンデレカップ(金沢1500m)を1:37.8で制し、エンジェルボヌールを破った重賞勝ち馬。門別1600mのフローラルカップ4着、門別1200mでのJRA認定勝ちもあり、遠征経験は豊富です。地元重賞での経験値を生かした強い走りが前走の内容で、ここを目標に順調に調整されてきました。相手関係は変わりますが、前走の勝ちっぷりからここも楽しみな1頭です。
厩舎コメント
陣営によると、金沢のレースは地元重賞での経験値を生かして強い走りをしてくれたとのこと。その後はここを目標に順調そのもので、相手関係は変わるものの前走の勝ちっぷりからここも楽しみという話です。
10番 パルムグレン(牝2・多田羅誠也・高知/工藤真司)
高知1300mでデビューから2連勝中の無敗馬。10月4日の新馬、10月17日の愛媛県いしづち特別といずれも逃げ切っており、スピードは確かです。ただ、初の輸送競馬、初の笠松、初の1580m、初の重賞と越えるべきハードルが多く、追い切りは体重を減らさないよう一本だけに抑えたとのこと。調子自体は相変わらず良く、笠松の馬場は向きそうという陣営の見立てです。
厩舎コメント
陣営によると、初の輸送競馬になるため体重を減らさないよう追い切りは一本だけとのこと。ただ調子は相変わらず良く、強い馬がいるものの笠松の馬場は向きそうで、上位を目指して頑張ってもらいたいという話です。
展開のポイント|ネクストスター組と金沢シンデレ組の対決
先行馬が多いメンバー構成で、中心になるのは2つの前哨戦の上位組です。笠松のネクストスター組はキャトルブランシュ・フォールドイン・オンベイト、金沢シンデレカップ組はクリームパン・エンジェルボヌール。どちらも前で運べる馬がそろっており、ペースはそれほど緩まない想定です。
シナリオは2つ。キャトルブランシュが1400mの持ち時計通りのスピードで押し切るか、1580mの経験を持つエムティルージュが距離適性を生かして粘り込むか。無敗のパルムグレンが逃げて自分の形に持ち込めば、2歳牝馬戦らしい波乱の目も出てきます。過去5年で笠松所属馬の勝利がないデータと、地元ネクストスター組の層の厚さ。どちらが勝つか、16:15の発走に注目です。
まとめ|ラブミーチャン記念2026の見どころ
- 過去5年の勝ち馬は金沢・大井・北海道・愛知・兵庫とすべて異なる所属で、笠松所属馬の勝利はゼロ
- 確認できた2022・2023・2025年の勝ち馬はいずれも1番人気で、人気馬の信頼度は一定以上
- 今年から距離は1600mから1580mに変更。1580mの実績を持つのはエムティルージュとピースブロッサムの2頭のみ
- 見どころは、ネクストスター勝ち馬キャトルブランシュの地元戦、金沢シンデレ勝ち馬クリームパンとの対決、無敗馬パルムグレンの遠征
2歳牝馬戦は当日の馬体重とパドックの気配で評価が動くもの。各馬の厩舎コメントも参考に、発走前にもう一度チェックしてみてください。
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