ハイセイコー記念は、大井競馬場のダート1600mで行われるSIの2歳重賞です。前身は青雲賞で、1972年にこのレースを勝ったハイセイコーの名を冠しています。優勝馬には全日本2歳優駿への優先出走権が与えられる、南関東の2歳マイル路線の登竜門です。2026年の第59回は11月18日(水)の開催予定で、1着賞金は3,000万円に増額されます。このページでは、歴代勝ち馬と、勝ち馬の顔ぶれから集計した2013〜2025年の傾向をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。
レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ハイセイコー記念(前身は青雲賞) |
| 格付け | SI(南関東グレード。2020年からSI。2007〜2019年はSII) |
| 競馬場・距離 | 大井競馬場・ダート1600m(右・内回り) |
| 出走条件 | サラブレッド系2歳・南関東所属 |
| 負担重量 | 定量(55kg、牝馬54kg) |
| 1着賞金 | 3,000万円(2026年から。2020〜2025年は2,200万円、2013〜2019年は1,800万円) |
| 開催時期 | 10月下旬〜11月中旬・ナイター |
| 創設 | 1968年(青雲賞として創設。2001年にハイセイコー記念へ改称) |
歴代勝ち馬(2013〜2025年)
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | 人気 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2013 | ブラックヘブン | 大井 | 2 | 有年淳 |
| 2014 | ストゥディウム | 船橋 | 5 | 石崎駿 |
| 2015 | トロヴァオ | 大井 | 3 | 本田正重 |
| 2016 | ミサイルマン | 大井 | 1 | 笹川翼 |
| 2017 | ハセノパイロ | 船橋 | 3 | 本田正重 |
| 2018 | ラプラス | 大井 | 2 | 矢野貴之 |
| 2019 | ゴールドビルダー | 船橋 | 2 | 森泰斗 |
| 2020 | アランバローズ | 船橋 | 3 | 左海誠二 |
| 2021 | ノブレスノア | 浦和 | 2 | 森泰斗 |
| 2022 | マンダリンヒーロー | 大井 | 3 | 矢野貴之 |
| 2023 | ダテノショウグン | 大井 | 1 | 御神本訓史 |
| 2024 | スマイルマンボ | 大井 | 1 | 矢野貴之 |
| 2025 | ゼーロス | 大井 | 1 | 笹川翼 |
13年の勝ち馬は地元・大井が8頭、船橋が4頭、浦和が1頭。川崎所属の勝ち馬はこの期間に出ていません。勝ち馬は13頭すべて牡馬で、牝馬の優勝は2011年のドラゴンシップが最後です。
勝ち馬13頭の集計(2013〜2025年)
ここからは、上の歴代勝ち馬リストを集計した数字です。対象は2013〜2025年の勝ち馬13頭に限ります。
人気別:1〜3番人気で12勝、崩れても5番人気まで
| 人気 | 勝ち馬数 |
|---|---|
| 1番人気 | 4 |
| 2番人気 | 4 |
| 3番人気 | 4 |
| 4番人気 | 0 |
| 5番人気 | 1 |
勝ち馬はすべて5番人気以内で、1・2・3番人気が4勝ずつ分け合いました。一番の波乱は2014年のストゥディウム(5番人気)。2歳戦は人気が割れやすい時期のレースですが、このレースでは上位人気の裏付けがそのまま結果に出ています。直近3年は1番人気が3連勝中です。
所属別:大井が8勝、船橋が4勝で続く
| 所属 | 勝ち馬数 |
|---|---|
| 大井 | 8 |
| 船橋 | 4 |
| 浦和 | 1 |
| 川崎 | 0 |
地元・大井が最多の8勝です。流れは年で入れ替わり、2019・2020年は船橋が連勝し、2021年は浦和のノブレスノアが勝ちました。それでも2022年以降は大井が4連勝しています。船橋の4勝は、すべて大井への遠征で挙げた勝ち星です。
騎手と厩舎:矢野貴之が3勝、2勝の調教師が4人
複数回勝った騎手は矢野貴之(2018・2022・2024年)の3勝が最多で、本田正重、森泰斗、笹川翼が2勝ずつです。調教師では佐藤賢二、藤田輝信、森下淳平、荒山勝徳が2勝ずつ挙げました。勝ち馬の父ではパイロ産駒が2013・2017・2019年と3勝しています。
近年の流れ
無敗のまま勝った馬が4頭いる
2016年のミサイルマン、2020年のアランバローズ、2022年のマンダリンヒーロー、2023年のダテノショウグンは、いずれもデビューから無敗でこのレースを勝ちました。2歳秋の時点で完成度が高い馬が、そのまま押し切る年が続いています。ダテノショウグンは翌年の黒潮盃まで勝ち続け、連勝を7まで伸ばしました。
2020年:SIへ格上げ、アランバローズは2歳王からダービー馬へ
2020年に格付けがSIIからSIへ上がり、1着賞金も1,800万円から2,200万円に増えました。その年の勝ち馬アランバローズは、次走の全日本2歳優駿も勝って2歳ダート王に輝き、3歳では東京ダービーも制しています。このレースの勝ち馬がクラシック路線の中心に進んだ代表例です。
2022年:マンダリンヒーローがアメリカへ渡った
2022年の勝ち馬マンダリンヒーローは、地方馬として初めてアメリカへ遠征しました。サンタアニタダービーで2着に入り、ケンタッキーダービーにも出走しています。大井の2歳重賞の勝ち馬が、世界の表舞台に立った年でした。
2023〜2025年:1番人気と大井勢の3年
2023年のダテノショウグン、2024年のスマイルマンボ、2025年のゼーロスと、1番人気の大井所属馬が3年続けて勝ちました。ゼーロスは3歳になった2026年、古馬相手の東京盃(JpnII)まで制しています。2026年は1着賞金が3,000万円に増額され、レースの格はさらに上がります。
まとめると、ハイセイコー記念は1〜3番人気と地元・大井を軸に組み立てるレースです。勝ち馬の顔ぶれには無敗の素質馬が並び、ここを勝つことは次の大舞台への切符でもあります。2歳マイルの完成度比べ、その一点が顔ぶれを決めています。
大井1600mという舞台
大井1600mは内回りコースを使い、コーナーを4つ回る小回り戦です。当ブログの集計では、馬番1〜4番の複勝率が28.1%なのに対し、13番より外は21.8%まで落ちます。逃げ馬の複勝率は良馬場で48.9%、不良馬場では54.4%まで上がり、馬場が渋るほど「内の逃げ」が強くなるコースです。なお、このレースのレコードは1972年にハイセイコーが記録した1分39秒2で、半世紀以上破られていません。2013年以降の最速は2020年アランバローズの1分40秒8です。コース全体の特徴は大井競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。
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最新のハイセイコー記念の予想記事(全頭診断)は、開催前日にこのブログで公開します。この傾向ページも、レースが終わるたびに勝ち馬とデータを更新していきます。
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