すずらん賞2026 出走馬・過去データ|11/8盛岡ダート1800m 一條記念馬リケアカプチーノをたんぷく88が解説
メタディスクリプション案
2026年11月8日(日)盛岡11R・第49回すずらん賞(M3)の出走馬9頭を、近走内容と盛岡ダート1800mのデータから1頭ずつ紹介。2024年にM3へ再格上げされてからの過去2年の勝ち馬データとコース傾向も解説します。
すずらん賞は岩手の伝統レース、北上川大賞典への切符をかけた一戦
11月8日(日)の盛岡競馬メインレースは、第49回すずらん賞(M3)。1978年に創設された岩手の伝統レースで、2024年から北上川大賞典のトライアルに位置付けられ、重賞(M3)へ再格上げされた。距離も1800mへ戻っている。1・2着馬には、12月8日の北上川大賞典(水沢ダート2500m)の優先出走権が与えられる。
顔ぶれは9頭立て。中心は、一條記念みちのく大賞典の勝ち馬リケアカプチーノだ。そこに、ダイヤモンドカップ勝ちの3歳フォースメン、トパーズカップ勝ちの3歳ブライオン、昨年3着のライアン、芝のオープン特別で好走を続けるメイテソーロが続く。
この記事で分かることは、大きく3つです。
- すずらん賞の過去2年データ(勝ち馬の人気・4角位置・前走)
- 盛岡ダート1800mというコースで求められる適性
- 出走馬9頭それぞれの近走内容と見どころ
なお、厩舎コメント・調教情報は、競馬ブックSmartにアクセスできなかったため、今回は近走とデータ中心の紹介としています。取得できしだい追記します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年11月8日(日) |
| レース | 盛岡11R・17:35発走 |
| 格付け | M3(3歳以上オープン・別定) |
| 距離 | ダート1800m(左回り) |
| 条件 | サラ系3歳以上オープン・別定(3歳55kg・4歳以上57kg・牝馬2kg減) |
| 1着賞金 | 400万円 |
| 出走頭数 | 9頭 |
| 備考 | 1・2着馬に北上川大賞典(12月8日・水沢ダート2500m)の優先出走権 |
9頭立てと頭数は少ないが、古馬と3歳馬の力関係、ダート替わりのメイテソーロの対応と、見どころは多い一戦だ。
すずらん賞はまだ2年目、先行決着が続いている
すずらん賞が盛岡ダート1800mのM3として生まれ変わったのは2024年(第47回)からだ。過去データとして使えるのは、2024年と2025年の2回分しかない。サンプルが小さいことは承知の上で、2回分の勝ち馬と3着までの顔ぶれをまとめた。
勝ち馬一覧|2頭とも好位から抜け出した
| 年 | 勝ち馬 | 人気 | 4角位置 | タイム | 馬場 | 騎手 | 前走 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | ミニアチュール(牝4) | 1番人気 | 2番手 | 1:54.7 | 稍重 | 佐々木志 | ヴィーナススプリント1着 |
| 2025 | ヘリオス(セ9) | 4番人気 | 4番手 | 1:50.9 | 重 | 岩本怜 | マイルCS南部杯12着 |
2着・3着もあわせると、顔ぶれはこうなる。2024年は2着フレイムウィングス(7番人気・1:55.0)、3着ゴールドギア(6番人気・1:55.1)。2025年は2着ヒロシクン(1番人気・クビ差)、3着ライアン(6番人気・1:52.2)。
勝ち馬2頭はどちらも好位から。ミニアチュールは2番手、ヘリオスは4番手から3番手へ進出して直線で抜け出した。逃げ切りは2年ともない。2025年はヒロシクンが逃げて一旦は後続を突き放したが、ゴール前でヘリオスにクビ差かわされた。
1番人気は2年連続で連対している。2024年はミニアチュールが1着、2025年はヒロシクンが2着だ。ただ、3着には6番人気が2年連続で入っている。人気サイドが勝つ一方で、3着に人気薄が絡む構図が続いている。
配当|3連単は2年連続で万馬券台
| 年 | 単勝 | 馬連 | 三連複 | 三連単 |
|---|---|---|---|---|
| 2024 | 160円 | 6,620円 | 24,920円 | 92,340円 |
| 2025 | 1,450円 | 690円 | 3,530円 | 36,830円 |
2024年は1番人気の勝利で単勝160円と堅い決着だったが、2・3着に7番人気と6番人気が入って三連単は92,340円まで跳ねた。2025年は4番人気の勝利で三連単36,830円。2年とも3連単は万馬券台で、3着の人気薄が配当を押し上げている。
参考|1600mオープン時代の勝ち馬
2023年以前のすずらん賞は、盛岡1600mか水沢1600mのオープン特別として行われていた。条件が違うため傾向の比較対象にはならないが、勝ち馬の名前だけ記しておく。
| 年 | 勝ち馬 | 人気 | 騎手 | 施行条件 |
|---|---|---|---|---|
| 2021 | タイセイブラスト | 1番人気 | 高松亮 | 盛岡ダ1600m・稍重 |
| 2022 | セイヴァリアント | 1番人気 | 山本聡哉 | 盛岡ダ1600m・稍重 |
| 2023 | マイネルアストリア | 3番人気 | 高橋悠里 | 水沢ダ1600m・良 |
1600m時代の3年は、勝ち馬の人気が1・1・3番人気と堅めだった。1800m・M3になってからの2年も、勝ち馬は1番人気と4番人気。極端な波乱は起きていない。
盛岡ダート1800m、直線の上り坂が脚を問う
すずらん賞の舞台、盛岡ダート1800m。盛岡のダートコースは左回り1周1600m、直線300m、高低差4.4m。ゴール前の直線は上り勾配で、1800mはスタート直後から坂が絡む。パワーとスタミナが要る舞台だ。
岩手競馬の公式ガイドでは、盛岡は先行馬が有利な競馬場とされつつ、1800mや2000mになると差し馬の勝率が高くなるとされている。距離が延びれば、末脚の出番が増える。すずらん賞の過去2年も、勝ち馬は先行から差す形で、逃げ切りは出ていない。
コースレコードは1:49.3(サンビスタ、2014年11月3日)。すずらん賞の勝ち時計は2024年が1:54.7(稍重)、2025年が1:50.9(重)。馬場の水分で時計は大きく動く。2025年は重馬場で1:50.9と速い決着になった。
参考までに、盛岡ダート1800mで馬券に絡んだ84頭の脚質を数えたデータ(単一ソース・サンプルが小さいため目安程度)では、逃げ11・先行40・差し28・追込4だった。先行が最多だが、差しも3分の1を占める。前に行ける馬と、直線で脚を使える馬。どちらか片方だけでは足りないコースだ。
出走馬9頭の紹介|近走内容と見どころ
ここからは、出走馬9頭を馬番順に1頭ずつ紹介します。厩舎コメント・調教情報は取得できなかったため、各馬の近走内容とコース・距離実績、持ち時計を中心にまとめています。
1番 リケアカプチーノ(セン4・吉原寛人・菅原勲)
一條記念みちのく大賞典の勝ち馬だ。6月21日の水沢2000mで、ライアンを0.4秒差で退けた。父トランセンド、母ブラウンテヌート(母父シンボリクリスエス)。
前走は7月20日のマーキュリーカップ(JpnIII)7着。勝ち馬サンデーファンデーから1.9秒差で、地元勢では最上位の格になる。交流重賞で掲示板に近い着順を残したのは、このメンバーではこの馬だけだ。
盛岡1800mはあすなろ賞2着(1:51.6)の実績がある。距離成績は1-2-0-0。吉原寛人騎手とは一條記念でコンビを組んで勝っており、今回も同じ鞍上。休み明けの一戦になるが、岩手の古馬中距離路線の中心はこの馬だ。全成績9-7-1-3、盛岡1-2-0-2。
2番 ジョリーロジャー(牡5・鈴木祐・工藤裕孝)
近走はA級特別で7・7・13・5・3着と、勝ちから遠ざかっている。前走の紅葉特別は11番人気で7着。父ロジャーバローズ、母クローバーリーフ(母父タニノギムレット)。
盛岡1800mの持ち時計は1:53.0で、距離成績は1-0-0-0。勝ち鞍があるのは心強い材料だが、近2走の着順と人気を考えると、ここは相手強化。自分の形に持ち込んでどこまで粘れるか。全成績6-4-6-17、盛岡5-2-1-5。
3番 ギャラクシーナイト(牡7・村上忍・工藤裕孝)
前走の金華特別は8番人気で12着。10月12日の神無月特別も7着と、近走は低調だ。父ドゥラメンテ、母アンジェリック(母父シンボリクリスエス)。
2025年12月の白鳥特別(水沢1900m)では1着。長めの距離で粘る競馬が持ち味だが、盛岡は2戦して勝ちなし。盛岡1800mも未経験で、近走の内容からは上位争いに一工夫要る。全成績5-3-0-27、盛岡0-0-0-2。
4番 ライアン(牡7・小林凌・佐藤浩一)
昨年のすずらん賞3着馬。今年も同じ舞台に戻ってきた。父ディープインパクト、母ライアンズチャーム(母父Heatseeker)。
前走の青藍賞(M2)は7着と振るわなかったが、一條記念ではリケアカプチーノの2着(0.4秒差)と地力は示している。盛岡1800mはあすなろ賞4着(1:52.4)で、昨年のすずらん賞では1:52.2で3着に入った。
今回は小林凌騎手に乗り替わり。これまで主戦だった山本聡哉騎手からの交代がどう出るか。コース実績のあるリピーターとして、押さえておきたい1頭だ。全成績9-5-3-25、盛岡2-1-1-5。
5番 メイテソーロ(牡6・高橋悠里・木村暁)
芝のオープン特別で2・3・3・8・2着。近走は盛岡の芝1600m・1700mで好走を続けている。父ミッキーロケット、母フリップフロップ(母父リンカーン)。
ただ、盛岡ダートは初めて。ダート1800mも未経験で、今回の最大の焦点はダート替わりへの対応だ。芝では上がり3F36秒台前半の末脚を使っているが、それをダートで使えるかどうか。未知数だが、近走の充実ぶりはメンバー随一だ。全成績3-5-4-21。
6番 ブライオン(牡3・菅原辰徳・橘友和)
3歳馬。前走のトパーズカップ(3歳・盛岡1800m)を1:52.8で勝ち、同じ舞台での実績を持って古馬重賞に挑む。父サンダースノー、母リバティーベル(母父アサティス)。
やまびこ賞(盛岡1800m)でも3着。盛岡1800mは1-0-1-0と相性がいい。古馬相手は初めてだが、斤量55kgの3歳馬。トパーズカップの内容なら通用する下地はある。全成績3-2-3-5、盛岡2-1-2-2。
7番 トサノデイジー(牝3・高松亮・伊藤和忍)
出走馬で唯一の牝馬。3歳牝馬で53kgと最も軽い斤量を背負う。父ルヴァンスレーヴ、母グローブ(母父ダイワメジャー)。
前走の金華特別は8着。トパーズカップではブライオンから2.8秒差の7着だった。オータムティアラ(水沢1900m)では2着に入り、長めの距離はこなす。ただ、盛岡1800mの持ち時計1:55.6はメンバーで最も遅い。全成績2-3-0-14、盛岡0-0-0-2。
8番 フォースメン(牡3・山本聡哉・菅原勲)
3歳馬。5月のダイヤモンドカップ(M1・盛岡1800m)を1:52.3で勝っている。父サンダースノー、母リンガスビンゴ(母父シンボリクリスエス)。
その後は東京ダービー10着、不来方賞6着、ジャパンダートクラシック12着と、JpnI・JpnIIでは結果が出ていない。ただ、地元の盛岡1800mでは重賞勝ちがある。相手が地元勢に戻るここで見直したい1頭だ。
斤量55kg。山本聡哉騎手とのコンビでダイヤモンドカップを勝っている。全成績5-0-0-6、盛岡1-0-0-1。
9番 ドンカポノ(牡8・阿部英俊・菅原勲)
園田からの転入馬。前走の金華特別(盛岡1600m)が岩手初出走で10着だった。父ヘニーヒューズ、母エルクイーン(母父Tiznow)。
園田では1400mを中心に2・3・5着と堅実に走っていた。ただ、盛岡1800mは未経験で、距離延長が課題になる。8歳馬で、近走の着順からはここでの上位争いは簡単ではない。全成績6-9-3-18、盛岡0-0-0-1。
逃げ馬不在、好位の奪い合いが勝敗を分ける
明確な逃げ馬がいない組み合わせだ。リケアカプチーノはあすなろ賞で2番手、フォースメンは3歳Aで逃げて勝った経験がある。この2頭が前に行く形になりそうだ。
ブライオンもトパーズカップで4番手から抜け出した。先行馬が3頭並ぶと、ペースは落ち着かない。
後ろからはライアンとメイテソーロ。ライアンは一條記念で7番手から2着、メイテソーロは芝で中団から末脚を使っている。
過去2年の勝ち馬は2番手と4番手。逃げ切りはなく、後方一気の勝ち馬もいない。好位で脚をためられる馬に展開が向く。馬場状態は当日発表。重馬場だった2025年は勝ち時計1:50.9と速い決着になった。稍重だった2024年は1:54.7。馬場の水分で時計も展開も変わる。
まとめ|すずらん賞2026の見どころ
- M3・盛岡1800mとして施行された過去2年は、先行した馬が2年連続で勝利。逃げ切りはなし
- 中心は一條記念馬リケアカプチーノ。盛岡1800mの実績(あすなろ賞2着・1:51.6)と吉原寛人騎手とのコンビが強み
- 3歳馬フォースメンとブライオンは、ともに盛岡1800mの重賞・オープン勝ちがある。古馬相手にどこまでやれるか
9頭立てと頭数は少ないが、古馬と3歳馬の力関係、ダート替わりのメイテソーロの対応と、見どころは多い。17:35の発走をお楽しみに。
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