- 第16回みやこステークス、チャンピオンズカップへの切符をかけた一戦
- 過去5年の勝ち馬は、人気も脚質もバラバラ
- 京都ダート1800m、スピードの持続力が問われる舞台
- 出走馬16頭の紹介|近走・厩舎コメント・調教情報
- 1番 トリポリタニア(牡4・C.デムーロ・栗東/上村洋行)
- 2番 バスタードサフラン(牝5・酒井学・栗東/渡辺薫彦)
- 3番 パシアンジャン(牡5・田口貫太・栗東/鈴木孝志)
- 4番 ビービークローサー(牡3・坂井瑠星・栗東/野中賢二)
- 5番 ヴァルツァーシャル(牡7・斎藤新・美浦/高木登)
- 6番 シゲルショウグン(牡6・太宰啓介・栗東/大橋勇樹)
- 7番 マイノワール(牡5・武豊・栗東/笹田和秀)
- 8番 テスティモーネ(牡4・幸英明・栗東/大根田裕之)
- 9番 ラムジェット(牡5・三浦皇成・栗東/松永幹夫)
- 10番 ムルソー(牡5・松山弘平・栗東/池江泰寿)
- 11番 ロードクロンヌ(牡5・横山和生・栗東/四位洋文)
- 12番 サイモンザナドゥ(牡6・富田暁・栗東/小林真也)
- 13番 レヴォントゥレット(牡5・鮫島克駿・栗東/矢作芳人)
- 14番 ルシュヴァルドール(牡5・北村友一・栗東/矢作芳人)
- 15番 ショウナンバンライ(牡3・池添謙一・栗東/松下武士)
- 16番 シリウスコルト(牡5・浜中俊・美浦/田中勝春)
- 先行馬が並ぶ、4角の位置取りが勝負を分ける
- まとめ|みやこステークス2026の見どころ
第16回みやこステークス、チャンピオンズカップへの切符をかけた一戦
11月8日(日)の京都競馬メインレースは、第16回みやこステークス(GⅢ)。2010年にトパーズステークスを格上げする形で創設され、初年度からGⅢに格付けされた、チャンピオンズカップの前哨戦です。2014年からは優勝馬にチャンピオンズカップの優先出走権が与えられるようになりました。昨年の勝ち馬ダブルハートボンドは、このレースからチャンピオンズカップも制しています。
顔ぶれはフルゲートの16頭立て。中心は、今年プロキオンステークスと平安ステークスを制したロードクロンヌと、アンタレスステークスを制したムルソー。そこに、シリウスステークスを制したヴァルツァーシャル、2024年の東京ダービー馬ラムジェット、7戦すべて連対の3歳馬ビービークローサー、前走8馬身差で圧勝した3歳馬ショウナンバンライらが加わりました。
この記事で分かることは、大きく3つです。
- みやこステークスの過去9開催データ(勝ち馬の人気・枠・年齢・前走の傾向)
- 京都ダート1800mというコースで求められる適性
- 出走馬16頭それぞれの近走内容・見どころ・厩舎コメント・調教情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年11月8日(日) |
| レース | 京都11R・15:45発走(5回京都2日目) |
| 格付け | GⅢ(3歳以上重賞) |
| 距離 | ダート1800m(右回り) |
| 条件 | サラ系3歳以上オープン・指定・国際・別定(3歳55kg・4歳以上57kg、牝馬2kg減。GⅠ・JpnⅠ勝ち馬は2kg増、GⅡ・JpnⅡ勝ち馬は1kg増) |
| 1着賞金 | 4000万円 |
| 出走頭数 | 16頭(フルゲート) |
| 優勝馬特典 | チャンピオンズカップ(GⅠ)への優先出走権 |
重賞実績馬と勢いのある上がり馬が交じる組み合わせです。5日前の11月3日には金沢でJBCクラシックが行われ、そちらを選んだ馬もいます。ここに集まった16頭の顔ぶれから、12月のチャンピオンズカップへつながる一頭を探します。
過去5年の勝ち馬は、人気も脚質もバラバラ
過去5回のみやこステークスを集計すると、このレースの性格はかなりはっきりしています。データを表にまとめました。
勝ち馬一覧|5頭の人気は5・11・1・3・2番人気
| 年 | 勝ち馬 | 人気 | 4角位置 | タイム | 馬場 | 開催場 | 騎手 | 前走 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | メイショウハリオ | 5番人気 | 9番手 | 1:50.8 | 良 | 阪神 | 浜中俊 | 太秦S 2着 |
| 2022 | サンライズホープ | 11番人気 | 8番手 | 1:51.6 | 良 | 阪神 | 幸英明 | シリウスS 12着 |
| 2023 | セラフィックコール | 1番人気 | 11番手 | 1:50.9 | 良 | 京都 | M.デムーロ | JRAアニバーサリー 1着 |
| 2024 | サンライズジパング | 3番人気 | 3番手 | 1:49.7 | 重 | 京都 | 鮫島克駿 | ジャパンダートクラシック 3着 |
| 2025 | ダブルハートボンド | 2番人気 | 1番手 | 1:47.5 | 不良 | 京都 | 坂井瑠星 | ブリーダーズゴールドC 2着 |
勝ち馬5頭の4角位置は9・8・11・3・1番手。後方から差し切った年もあれば、逃げて押し切った年もあります。2025年のダブルハートボンドは不良馬場を1分47秒5で走り、コースレコードを出しました。2020年から2022年は京都競馬場の改修で阪神開催だった点も、頭に入れておきたいところです。
1番人気は9回で2勝どまり
| 人気 | 過去9開催の成績 |
|---|---|
| 1番人気 | 2勝・複勝率44.4% |
| 2番人気 | 2勝・複勝率44.4% |
| 3番人気 | 1勝・複勝率33.3% |
| 4〜6番人気 | 2勝・複勝率22.2% |
| 7〜9番人気 | 1勝・複勝率22.2% |
| 10番人気以下 | 1勝・複勝率7.4% |
過去9開催で1番人気が勝ったのは2020年のクリンチャーと2023年のセラフィックコールの2回だけ。勝率22.2%、複勝率44.4%と、上位人気の信頼度は高くありません。一方で、3着以内に入った27頭のうち15頭が6番人気以下で、毎年かならず6番人気以下の馬が馬券に絡んでいます。3連単は9回すべて万馬券で、10万円を超えた年が4回あります。人気馬を軸にしつつ、人気薄の台頭にも目を配りたいレースです。
7枠と8枠、外枠の好走が目立つ
| 枠 | 過去9開催の成績 |
|---|---|
| 1枠 | 1勝・複勝率6.7% |
| 2枠 | 1勝・複勝率18.8% |
| 3枠 | 勝ちなし・複勝率23.5% |
| 4枠 | 勝ちなし・複勝率23.5% |
| 5枠 | 1勝・複勝率11.8% |
| 6枠 | 1勝・複勝率17.6% |
| 7枠 | 2勝・複勝率38.9% |
| 8枠 | 3勝・複勝率16.7% |
枠順では8枠が3勝で最多、7枠が複勝率38.9%で最上位です。京都開催の6回に限ると、8枠は3勝・勝率25.0%、7枠も複勝率33.3%と、外枠の数字がさらに良くなります。近4開催はすべて7枠の馬が馬券に絡んでいます。京都ダート1800mは1コーナーまでが短いため、外枠の先行馬は不利とされがちですが、このレースでは外枠の好走が目立ちます。今年の7枠はレヴォントゥレットとルシュヴァルドール、8枠はショウナンバンライとシリウスコルトが入りました。
年齢は4歳が3勝、7歳以上は勝ちなし
| 年齢 | 過去9開催の成績 |
|---|---|
| 3歳 | 2勝・複勝率18.8% |
| 4歳 | 3勝・複勝率21.2% |
| 5歳 | 2勝・複勝率19.6% |
| 6歳 | 2勝・複勝率20.0% |
| 7歳以上 | 勝ちなし・複勝率20.0% |
過去9開催の勝ち馬は3歳2勝、4歳3勝、5歳2勝、6歳2勝と、年齢で決め打ちできるレースではありません。ただ、7歳以上の馬に勝利例がない点は押さえておきたいところです。今年の7歳馬はヴァルツァーシャル1頭だけ。3歳馬はビービークローサーとショウナンバンライの2頭で、2023年と2024年は3歳馬が連勝しています。
前走で掲示板を外した馬は苦戦
| 前走着順 | 過去9開催の成績 |
|---|---|
| 1着 | 1勝・複勝率24.0% |
| 2着 | 4勝・複勝率33.3% |
| 3着 | 1勝・複勝率46.7% |
| 4着 | 1勝・複勝率27.3% |
| 5着 | 勝ちなし・複勝率13.3% |
| 6着以下 | 2勝・複勝率5.9% |
勝ち馬9頭のうち5頭が、前走で2着か3着だった馬です。3着以内に入った27頭のうち24頭が前走1〜5着で、前走6着以下だった馬は51頭いて複勝率5.9%と苦戦しています。今年の出走馬で前走6着以下に敗れていたのは、サイモンザナドゥ(シリウスS 10着)、シゲルショウグン(カノープスS 14着)、シリウスコルト(関屋記念 10着)、パシアンジャン(太秦S 6着)、ラムジェット(シリウスS 7着)、ルシュヴァルドール(ブラジルC 10着)、レヴォントゥレット(カノープスS 10着)の7頭です。
勝ち馬の前走を見ると、太秦ステークス組が3頭(2019年ヴェンジェンス、2020年クリンチャー、2021年メイショウハリオ)と最多です。今年、太秦ステークスを勝ったバスタードサフランと、同レース2着から臨む馬はいませんが、太秦S組はパシアンジャン(6着)も出走します。
好位から速い上がりを使える馬が残る
| 脚質(通過順) | 過去9開催の成績 |
|---|---|
| 逃げ | 勝ちなし・複勝率11.1% |
| 先行 | 6勝・複勝率29.2% |
| 差し | 3勝・複勝率17.5% |
| 追込 | 勝ちなし・複勝率12.5% |
脚質では先行が6勝で最多、複勝率も29.2%と最上位です。逃げと追込に勝ち馬は出ていません。ただ、2023年のセラフィックコールは4角11番手から、2021年のメイショウハリオは4角9番手から差し切っており、後方からの差しも届くレースです。
上がり3Fの順位別では、上がり最速の馬が複勝率83.3%、上がり2位も66.7%と安定しています。逆に、上がり6位以下の馬は93頭いて複勝率1.2%、勝ち馬は出ていません。好位から速い上がりを使える馬が、このレースでは残ります。
ダート1800mの連対率50%以上が勝ち馬の目安
過去9開催の勝ち馬は、集計では全頭がダート1800mで連対率50%以上を持っていました。今年の出走馬でこの条件を満たすのは8頭です。
| 馬名 | ダート1800mの成績 | 連対率 |
|---|---|---|
| ビービークローサー | 1-1-0-0 | 100.0% |
| マイノワール | 2-0-0-0 | 100.0% |
| ムルソー | 4-0-0-1 | 80.0% |
| テスティモーネ | 5-2-1-1 | 77.8% |
| トリポリタニア | 5-0-0-2 | 71.4% |
| ショウナンバンライ | 2-0-0-1 | 66.7% |
| ヴァルツァーシャル | 3-4-0-3 | 63.6% |
| バスタードサフラン | 5-3-1-7 | 50.0% |
血統では、父がディープインパクト系の馬が2勝・複勝率50.0%と最も安定しています。今年はビービークローサー(父グレーターロンドン)とルシュヴァルドール(父リアルスティール)が該当します。ナスルーラ系も3勝・複勝率33.3%で、今年はバスタードサフラン、パシアンジャン、ラムジェットが該当します。
京都ダート1800m、スピードの持続力が問われる舞台
みやこステークスの舞台、京都ダート1800mは、スタンド前の直線半ばからスタートします。1コーナーまでの距離は280mほどと短く、スタートダッシュの勢いに乗ったまま1コーナーに入っていき、コーナリング中に隊列が定まります。
JRA公式の解説では、「芝コース同様に3コーナー付近が小高くなっているが、ダートコースは傾斜が緩やかだ。坂がスパート開始のきっかけとして働いて、下りから勢いをつけて加速していき、スピードに乗ったまま直線に向く。直線は平坦で距離も329.1メートルと短いので、レベルが高いレースになるとスピードがあまり緩まないままゴールを迎えることも珍しくない。上がりが速くなることもしばしばで、スピードの持続力に秀でた馬が能力を発揮しやすいコース」とされています。
コース全体の数字も、この解説と重なります。1周は1607.6m、高低差は3.0m。2026年4月以降の京都ダート1800m59レースでは、逃げ・先行の馬が勝ち馬の90%を占め、上がり最速の馬は勝率35.3%・複勝率69.1%でした。良馬場の勝ちタイム平均は1分52秒3です。
過去のデータと重ねると、求められるのは2つ。「序盤で無理なく好位を取れる先行力」と「直線の短いコースで最後までスピードを持続できる脚」。この2つを満たす馬は、過去の好走パターンと重なります。逆に、後方から末脚一本に懸ける形は、上がりの速さがないと届きにくいのが実情です。
出走馬16頭の紹介|近走・厩舎コメント・調教情報
ここからは、出走馬16頭を馬番順に1頭ずつ紹介します。各馬の近走内容と見どころに、調教情報を添えています。厩舎コメントは、今回確認できた4頭分を載せています。
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 | 調教師 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | トリポリタニア | 牡4 | C.デムーロ | 57kg | 上村洋行(栗東) |
| 1 | 2 | バスタードサフラン | 牝5 | 酒井学 | 55kg | 渡辺薫彦(栗東) |
| 2 | 3 | パシアンジャン | 牡5 | 田口貫太 | 57kg | 鈴木孝志(栗東) |
| 2 | 4 | ビービークローサー | 牡3 | 坂井瑠星 | 55kg | 野中賢二(栗東) |
| 3 | 5 | ヴァルツァーシャル | 牡7 | 斎藤新 | 57kg | 高木登(美浦) |
| 3 | 6 | シゲルショウグン | 牡6 | 太宰啓介 | 57kg | 大橋勇樹(栗東) |
| 4 | 7 | マイノワール | 牡5 | 武豊 | 57kg | 笹田和秀(栗東) |
| 4 | 8 | テスティモーネ | 牡4 | 幸英明 | 57kg | 大根田裕之(栗東) |
| 5 | 9 | ラムジェット | 牡5 | 三浦皇成 | 58kg | 松永幹夫(栗東) |
| 5 | 10 | ムルソー | 牡5 | 松山弘平 | 57kg | 池江泰寿(栗東) |
| 6 | 11 | ロードクロンヌ | 牡5 | 横山和生 | 58kg | 四位洋文(栗東) |
| 6 | 12 | サイモンザナドゥ | 牡6 | 富田暁 | 57kg | 小林真也(栗東) |
| 7 | 13 | レヴォントゥレット | 牡5 | 鮫島克駿 | 57kg | 矢作芳人(栗東) |
| 7 | 14 | ルシュヴァルドール | 牡5 | 北村友一 | 57kg | 矢作芳人(栗東) |
| 8 | 15 | ショウナンバンライ | 牡3 | 池添謙一 | 55kg | 松下武士(栗東) |
| 8 | 16 | シリウスコルト | 牡5 | 浜中俊 | 57kg | 田中勝春(美浦) |
1番 トリポリタニア(牡4・C.デムーロ・栗東/上村洋行)
父ルヴァンスレーヴ。7戦して4勝・2着3回と、まだ3着以下がありません。前走は8月23日の中京ダート1800m、名古屋城ステークスを1分52秒6で勝利しました。発馬で躓きながらも好位の内に収まり、直線で抜け出して快勝しています。2走前は2月28日の阪神ダート2000m、仁川ステークス7着。3走前は2月7日の京都ダート1900m、アルデバランS 6着でした。京都ダート1800mは3戦2勝で、2025年11月の天橋立ステークスも1分49秒4で勝っています。今回は中10週の休み明けで、C.デムーロ騎手との新コンビになります。
調教
11月4日、栗東CW・良。馬なりで6F84.4-1F11.8、アタマ差遅れ。評価はB。1週前の10月28日は栗東CWで6F84.1-1F11.4を一杯に追われて0.3秒遅れで、評価はC。直前の動きは上向いてきましたが、1週前の内容は物足りません。
2番 バスタードサフラン(牝5・酒井学・栗東/渡辺薫彦)
父マジェスティックウォリアー。今回の出走馬で唯一の牝馬です。前走は10月11日の京都ダート1800m、太秦ステークスを1分50秒2で勝利しました。道中3番手から直線で抜け出し、上がり3F37.1と終いまで脚を使っています。2走前は8月27日の門別ダート2000m、ブリーダーズゴールドカップ4着。3走前は5月10日の京都ダート1800m、平城京ステークス5着でした。京都ダート1800mは10戦3勝で、この舞台への対応は実績があります。ダート1800mの成績は5-3-1-7で、連対率は50.0%。中3週での出走です。
調教
11月4日、栗東坂路・良。末強めに追って4F54.4-1F12.6、脚取り確か。評価はA。1週前の10月28日は栗東CWで7F98.5-1F11.8を馬なりで古馬オープンと併入し、評価はA。2週続けて好内容で、状態は上々です。
3番 パシアンジャン(牡5・田口貫太・栗東/鈴木孝志)
父シニスターミニスター。前走は10月11日の京都ダート1800m、太秦ステークス6着でした。内を立ち回ったものの、直線では伸びずバテずの内容で、勝ち馬と0.6秒差。2走前は9月12日の阪神ダート1800m、竹田城ステークスを逃げ切って1分51秒3で勝利しています。3走前は6月21日の阪神ダート1800m、姫路ステークス2着でした。京都ダート1800mは10戦3勝で、舞台への対応はあります。ただ、前走6着以下だった馬は過去9開催で複勝率5.9%と苦戦しており、データ面では割り引き材料です。中3週での出走です。
調教
11月4日、栗東CW・良。一杯に追って6F82.6-1F13.1、終い失速。評価はC。1週前の10月28日も栗東CWで7F99.3-1F12.5を一杯に追われて0.7秒遅れで、評価はC。2週続けて反応がひと息で、気配は上がっていません。
4番 ビービークローサー(牡3・坂井瑠星・栗東/野中賢二)
父グレーターロンドン。デビューから7戦して4勝、2着3回と一度も連対を外していません。前走は8月30日の中京ダート1900m、白川郷ステークスを1分57秒7で勝利しました。中団から後方で脚をため、上がり3F36.4の末脚で差し切っています。2走前は8月1日の中京ダート1800m、日進特別を1分52秒3で勝利。3走前は5月30日の京都ダート1800m、鳳雛ステークス2着で、上がり3F35.4と末脚はここでも光りました。ダート1800mの連対率は100%。今回は中9週で、重賞初挑戦となります。坂井瑠星騎手とは7戦4勝のコンビです。
厩舎コメント
陣営によると、走りのバランスと最後の脚を評価する一方、ゲートや気性面には改善の余地があるとのこと。気持ちを高ぶらせないよう、当週は軽めの調整にとどめています。
調教
11月4日、栗東坂路・良。馬なりで4F54.8-1F12.6、力強い伸び。評価はS。1週前の10月28日は栗東CWで7F99.6-1F11.5を馬なりで併入し、評価はA。最終追い切りで動きが良化し、上昇気配が際立ちます。
5番 ヴァルツァーシャル(牡7・斎藤新・美浦/高木登)
父マクフィ。7歳馬ながら、前走は9月26日の阪神ダート2000m、シリウスステークスで重賞2勝目を挙げました。58.5kgを背負い、中団の内でロスなく立ち回って直線で鋭く伸び、2分05秒3で優勝しています。2走前は8月8日の札幌ダート1700m、エルムステークス5着。3走前は5月23日の京都ダート1900m、平安ステークス2着で、ロードクロンヌと0.6秒差でした。2024年のマーチステークスに続く重賞2勝目で、今年は大崩れがありません。ただ、7歳以上の馬は過去9開催で勝利がありません。中5週での出走です。
厩舎コメント
陣営によると、状態は順調とのこと。ただ、時計の速い京都の馬場に対応できるかが課題だという話です。
調教
11月4日、美浦坂路・良。馬なりで4F53.2-1F12.1、力強い伸び。評価はS。1週前の10月28日も美浦坂路で4F54.1-1F12.2、ゴール前で仕掛けられると鋭く反応して古馬オープンに0.2秒先着し、評価はS。2週続けて好内容で、状態は良好です。
6番 シゲルショウグン(牡6・太宰啓介・栗東/大橋勇樹)
父モーリス。前走は10月25日の京都ダート1800m、カノープスステークス14着でした。ハナを主張したものの、後続に早めから迫られる厳しい展開で、直線では脚が上がっています。2走前は7月5日の福島ダート1700m、ジュライステークス4着。3走前は2月28日の阪神ダート2000m、仁川ステークス15着でした。ただ、京都ダート1800mは6戦2勝で、2025年のカノープスステークスは1分48秒6で勝っています。今回は中1週と間隔が詰まります。太宰啓介騎手とは初コンビです。
調教
11月4日、栗東坂路・良。馬なりで4F55.8-1F12.9、軽めの調整。評価はB。多少上向くものの、時計は平凡です。
7番 マイノワール(牡5・武豊・栗東/笹田和秀)
父マインドユアビスケッツ。前走は9月26日の阪神ダート2000m、シリウスステークス3着でした。道中で外を回るロスがありながら、直線で鋭く伸びて勝ち馬と0.1秒差まで追い上げています。2走前は4月25日の京都ダート1800m、観月橋ステークスを1分50秒8で勝利。3走前は3月29日の中京ダート1900m、伊勢ステークス3着でした。京都ダート1800mは1戦1勝。今回は武豊騎手とのコンビで、重賞初制覇を狙います。中5週での出走です。
調教
11月4日、栗東坂路・良。一杯に追って4F53.9-1F12.9、オープン馬に0.2秒遅れ。評価はB。1週前の10月28日も栗東坂路で4F54.3-1F13.1を一杯に追われて0.2秒遅れで、評価はB。状態は維持していますが、追い切りで強調できる内容ではありません。
8番 テスティモーネ(牡4・幸英明・栗東/大根田裕之)
父ドレフォン。前走は7月20日の盛岡ダート2000m、マーキュリーカップ4着でした。好位で競馬したものの、直線では少し手応えが悪く、連対した2頭には完敗しています。2走前は5月10日の京都ダート1800m、平城京ステークスを1分49秒1で勝利。4番手から直線で外から鋭く伸びました。3走前は3月15日の阪神ダート1800m、甲南ステークスを1分51秒3で勝利しています。ダート1800mの成績は5-2-1-1で連対率77.8%、京都ダート1800mは2-1-1-0と複勝率100%。今回は中3か月半の休み明けです。幸英明騎手はこのレースで2勝・2着2回と相性が良く、連対した4頭はすべて6番人気以下の馬でした。
調教
11月4日、栗東坂路・良。馬なりで4F54.2-1F13.1、軽快な動き。評価はA。1週前の10月28日は栗東CWで6F78.9-1F11.4を一杯に追われて好時計を記録し、評価はS。1週前の動きが目立ち、仕上がりの良さは見逃せません。
9番 ラムジェット(牡5・三浦皇成・栗東/松永幹夫)
父マジェスティックウォリアー。2024年の東京ダービーを制した実績馬です。前走は9月26日の阪神ダート2000m、シリウスステークス7着でした。いつもより早めに位置を取り、勝負どころから追い通しで粘ったものの、最後は脚色が鈍っています。59kgを背負い、勝ち馬ヴァルツァーシャルとは0.4秒差でした。2走前は7月1日の大井ダート2000m、帝王賞5着。3走前は2月22日の東京ダート1600m、フェブラリーステークス8着でした。2025年のチャンピオンズカップでは3着に入り、昨年のみやこステークスも最後方から上がり最速の末脚で4着に来ています。今回は58kgでの出走で、三浦皇成騎手とのコンビを継続します。中5週です。
調教
11月4日、栗東CW・良。一杯に追って7F98.0-1F12.4、鋭さひと息。評価はC。1週前の10月28日は栗東CWで6F83.4-1F12.1を一杯に追われて併走馬に先着し、評価はB。最終追い切りは良化待ちの内容です。
10番 ムルソー(牡5・松山弘平・栗東/池江泰寿)
父レイデオロ。2026年のアンタレスステークスを制した5歳馬です。前走は7月20日の盛岡ダート2000m、マーキュリーカップ2着でした。2番手につけ、逃げたサンデーファンデーをマークする形で直線でも脚色は落ちず、3着以下には6馬身差をつけています。2走前は4月18日の阪神ダート1800m、アンタレスステークスを1分50秒3で逃げ切り勝ち。3走前は2月28日の阪神ダート2000m、仁川ステークス2着でした。直近4走はすべて連対と安定しています。京都競馬場では3勝を挙げ、ダート1800mの成績は4-0-0-1で連対率80.0%。今回は中3か月半の休み明けで、松山弘平騎手とは初コンビになります。
厩舎コメント
陣営によると、暑さが苦手な馬で、涼しくなって状態が上向いているとのこと。1週前に十分な負荷をかけていたため、最終追い切りは軽めの調整でした。
調教
11月4日、栗東坂路・良。一杯に追って4F53.6-1F12.3、力強い伸び。評価はS。1週前の10月29日は栗東CWで6F82.5-1F11.2を馬なりで記録し、評価はS。10月21日も栗東CWで6F79.9-1F11.5と古馬オープンに先着しています。久々でも仕上がりは良好です。
11番 ロードクロンヌ(牡5・横山和生・栗東/四位洋文)
父リオンディーズ。今年のプロキオンステークス、平安ステークスを制した重賞2勝馬です。前走は9月30日の船橋ダート1800m、日本テレビ盃3着でした。5番手くらいの位置で競馬し、直線ではジワリと伸びています。2走前は7月1日の大井ダート2000m、帝王賞6着。3走前は5月23日の京都ダート1900m、平安ステークスを1分56秒9で勝利し、2番手から抜け出してヴァルツァーシャルに3馬身半差をつけました。京都ダートでは5戦すべて3着以内に入り、昨年のみやこステークスも3着に来ています。今回は得意の京都競馬場に戻ります。58kgを背負いますが、実績とコース適性では有力候補です。中4週での出走です。
厩舎コメント
陣営によると、前走を使った上積みがあるとのこと。最終追い切りでは横山和生騎手が騎乗し、リズム重視で調整しています。
調教
11月4日、栗東CW・良。馬なりで6F82.4-1F11.9、軽快な動き。評価はA。1週前の10月28日は栗東CWで6F85.9-1F11.5、併走馬に0.1秒先着し、評価はA。ひと叩きされた上積みが感じられます。
12番 サイモンザナドゥ(牡6・富田暁・栗東/小林真也)
父アジアエクスプレス。前走は9月26日の阪神ダート2000m、シリウスステークス10着でした。発馬で後手を踏み、直線でも伸び切れませんでした。2走前は8月2日の中京ダート1800m、名鉄杯3着。3走前は5月23日の京都ダート1900m、平安ステークス6着でした。ただ、昨年のみやこステークスでは7番人気で2着に来ており、この舞台での実績はあります。勝ち馬ダブルハートボンドとは同タイムの接戦でした。今回は富田暁騎手との新コンビで、中5週での出走です。
調教
11月4日、栗東CW・良。7F98.9-1F11.5、オープン馬と併入。評価はA。長めから意欲的に追われ、好気配です。1週前の10月29日は栗東CWで6F84.9-1F11.4、一杯に追われて併入したものの脚色は見劣り、評価はC。最終追い切りで上向いてきました。
13番 レヴォントゥレット(牡5・鮫島克駿・栗東/矢作芳人)
父ロードカナロア。前走は10月25日の京都ダート1800m、カノープスステークス10着でした。4番手から進めたものの、直線で失速しています。2走前は8月8日の札幌ダート1700m、エルムステークス10着で、上がり3F42.7と大きく崩れました。3走前は7月18日の函館ダート1700m、マリーンS 2着でした。2025年の平安ステークスでは3着に入った実績がありますが、昨年のみやこステークスは11着でした。今回は中1週と間隔が詰まります。7枠は過去9開催で複勝率38.9%と最上位の枠です。
調教
11月4日、栗東CW・良。一杯に追って6F84.4-1F11.7、0.2秒遅れ。評価はB。馬体は引き締まってきました。
14番 ルシュヴァルドール(牡5・北村友一・栗東/矢作芳人)
父リアルスティール。前走は10月18日の東京ダート2100m、ブラジルカップ10着でした。スタート直後に躓いて先行できず、本来の競馬に持ち込めませんでした。2走前は9月26日の阪神ダート2000m、シリウスステークス2着で、勝ち馬ヴァルツァーシャルとは0.1秒差の接戦でした。3走前は4月18日の阪神ダート1800m、アンタレスステークス15着でした。京都ダート1800mは6戦2勝で、今年1月のプロキオンステークスでは3着に入っています。今回は北村友一騎手との新コンビで、中2週での出走です。
調教
11月4日、栗東坂路・良。末強めに追って4F56.2-1F12.6、新馬に0.2秒遅れ。評価はC。1週前の10月29日は栗東CWで6F85.6-1F12.6を馬なりで記録し、評価はB。前向きさに欠ける内容で、最終追い切りは物足りません。
15番 ショウナンバンライ(牡3・池添謙一・栗東/松下武士)
父オルフェーヴル。前走は9月27日の阪神ダート1800m、堺ステークスを8馬身差で圧勝しました。好位3番手からスムーズに運び、4コーナーで先頭に立つと後続を突き放し、1分51秒5、上がり3F35.7で走破しています。2走前は8月9日の新潟ダート1800m、レパードステークス6着でした。3走前は7月12日の小倉ダート1700m、八女特別を1分45秒4で勝利しています。ダート1800mの成績は2-0-0-1で連対率66.7%。今回は重賞2度目の挑戦で、斤量55kgは魅力です。8枠は過去9開催で3勝と最多の枠です。中5週での出走です。
調教
11月4日、栗東坂路・良。末強めに追って4F54.5-1F12.7、活気十分。評価はB。1週前の10月28日は栗東坂路で4F54.0-1F12.9を一杯に追われ、評価はB。好調を持続しています。
16番 シリウスコルト(牡5・浜中俊・美浦/田中勝春)
父マクフィ。芝の重賞馬が、ダートに初挑戦します。前走は7月26日の新潟芝1600m、関屋記念10着でした。好位で運んだものの、直線では早めに手応えを失っています。2走前は6月7日の東京芝1600m、安田記念14着。3走前は5月2日の東京芝1400m、京王杯スプリングカップ5着でした。2025年の新潟大賞典(芝2000m)を勝った実績があり、芝のマイルから中距離で重賞を走ってきました。今回は中3か月での出走で、浜中俊騎手とは初コンビになります。ダートへの対応が最大の焦点です。
調教
11月4日、美浦W・良。馬なりで6F86.3-1F11.7、0.1秒先着。評価はB。1週前の10月28日は美浦Wで5F69.4-1F11.6を馬なり単走で、評価はB。調整は順調ですが、ダート初挑戦の壁は残ります。
先行馬が並ぶ、4角の位置取りが勝負を分ける
ハナを主張する馬が並びました。バスタードサフラン、シゲルショウグン、パシアンジャンはいずれも前走で先行して結果を残しています。外からはショウナンバンライとムルソーにも先行力があり、序盤から前に行く馬が多い組み合わせです。
その後ろにロードクロンヌとテスティモーネが好位を形成し、ビービークローサーとマイノワール、ヴァルツァーシャルが中団から後方で脚をためる形が想定されます。
シナリオは2つ。先行馬が競り合ってペースが速くなれば、好位で脚をためたロードクロンヌとテスティモーネに展開が向きます。逆に、誰かが単騎逃げに持ち込めば、その馬の粘り込みが現実味を帯びます。ただ、過去9開催で逃げ馬の勝ちは一度もありません。勝ち馬は先行か差しで、上がり3Fの順位が6位以下だった馬の勝ちもありません。当日のハナ争いの行方と、各馬の4角での位置取りに注目です。
まとめ|みやこステークス2026の見どころ
- 過去9開催の勝ち馬は1・2・3・5・11番人気と幅広く、1番人気は2勝どまり。3着以内の半数が6番人気以下で、波乱含みのレース
- 先行が6勝で最安定。上がり最速馬の複勝率は83.3%で、好位から速い上がりを使える馬が残る
- 見どころは、京都ダート5戦すべて3着以内のロードクロンヌ、直近4走すべて連対のムルソー、最終追い切りでS評価を受けたビービークローサーとヴァルツァーシャル、そして前走8馬身差で圧勝した3歳馬ショウナンバンライ
チャンピオンズカップへの切符をかけた一戦です。各馬の厩舎コメントと調教情報も参考に、発走前にもう一度チェックしてみてください。
15:45の発走をお楽しみに。
この記事が参考になったら、下のバナーからの応援クリックをいただけると励みになります。




コメント