ロジータ記念は、川崎競馬場のダート2100mで行われるSIの3歳牝馬重賞です。1989年に牝馬で南関東三冠を制した名馬ロジータの名を冠し、1・2着馬にクイーン賞への優先出走権が懸かる一戦。春の牝馬三冠を戦ってきた馬たちが、秋に再びぶつかります。2026年は11月11日に第37回が行われる予定です。このページでは、歴代勝ち馬と、勝ち馬の顔ぶれから集計した2013〜2025年の傾向をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。
レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | デイリー盃 ロジータ記念 |
| 格付け | SI(南関東グレード。2010年からSI、2009年まではSII) |
| 競馬場・距離 | 川崎競馬場・ダート2100m(左回り) |
| 出走条件 | サラブレッド系3歳牝馬・地方全国交流(2011年から) |
| 負担重量 | 定量(54kg、2010年から) |
| 1着賞金 | 2,200万円(2018年から。2013〜2017年は2,000万円) |
| 開催時期 | 11月・ナイター |
| 創設 | 1990年(川崎ダート2000mで創設。1998年から2100m) |
歴代勝ち馬(2013〜2025年)
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | 人気 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2013 | カイカヨソウ | 船橋 | 1 | 今野忠成 |
| 2014 | ノットオーソリティ | 船橋 | 4 | 御神本訓史 |
| 2015 | ララベル | 大井 | 1 | 真島大輔 |
| 2016 | ミスミランダー | 船橋 | 2 | 森泰斗 |
| 2017 | ステップオブダンス | 大井 | 1 | 森泰斗 |
| 2018 | クロスウィンド | 船橋 | 4 | 矢野貴之 |
| 2019 | グランモナハート | 大井 | 6 | 本田正重 |
| 2020 | ルイドフィーネ | 川崎 | 2 | 森泰斗 |
| 2021 | カイカセンゲン | 大井 | 2 | 張田昂 |
| 2022 | スピーディキック | 浦和 | 1 | 御神本訓史 |
| 2023 | メイドイットマム | 船橋 | 2 | 本橋孝太 |
| 2024 | ローリエフレイバー | 大井 | 8 | 野畑凌 |
| 2025 | ドナギニー | 大井 | 2 | 笹川翼 |
13年の勝ち馬は大井が6頭、船橋が5頭、川崎と浦和が1頭ずつです。全国交流になって各地の牝馬が遠征してきますが、他地区所属の勝ち馬はまだ出ていません。同じ馬の複数勝利もなく、毎年違う馬が勝ち上がってきました。
勝ち馬13頭の集計(2013〜2025年)
ここからは、上の歴代勝ち馬リストを集計した数字です。対象は2013〜2025年の勝ち馬13頭に限ります。
人気別:2番人気が5勝、3番人気だけ勝ち馬が出ない
| 人気 | 勝ち馬数 |
|---|---|
| 1番人気 | 4 |
| 2番人気 | 5 |
| 3番人気 | 0 |
| 4番人気 | 2 |
| 5番人気 | 0 |
| 6番人気 | 1 |
| 7番人気 | 0 |
| 8番人気 | 1 |
1・2番人気の合計は9勝で、勝ち馬の中心ははっきり上位人気です。ところが3番人気は、13年で1頭も勝っていません。2番人気のすぐ下が空く、不思議な並びになりました。一番の波乱は2024年のローリエフレイバー(8番人気)。それでも勝ち馬は全頭8番人気以内に収まっています。
所属別:大井6勝・船橋5勝、地元川崎は1勝どまり
| 所属 | 勝ち馬数 |
|---|---|
| 大井 | 6 |
| 船橋 | 5 |
| 川崎 | 1 |
| 浦和 | 1 |
舞台は川崎なのに、地元・川崎所属の勝ち馬は2020年のルイドフィーネだけです。大井と船橋の2場で11勝を分け合い、遠征組が地元を上回りました。浦和の勝ちは2022年のスピーディキック。南関東の外から勝ちに来た馬は、この期間にはいません。
騎手と厩舎:森泰斗が3勝、勝ち馬の母が勝ったレースを仔も勝った
複数回勝った騎手は森泰斗(2016・2017・2020年)の3勝と御神本訓史(2014・2022年)の2勝で、森泰斗は2016・2017年と連覇も決めています。調教師では藤田輝信が2017年のステップオブダンスと2021年のカイカセンゲンで2勝。そのカイカセンゲンの母は、2013年の勝ち馬カイカヨソウです。母が勝ったレースを仔が勝つ、珍しい記録も生まれました。
近年の流れ
2013〜2014年:川島正行の3連覇、翌年は川島正一が受け継いだ
2013年はカイカヨソウが1番人気に応え、調教師の川島正行は2011年から続く3連覇を達成しました。調教師の3連覇はレース史上初めてのことです。翌2014年も船橋の川島正一厩舎のノットオーソリティが勝ち、川島の名が2年続けて刻まれています。
2015年:ララベルが牝馬路線の頂点まで進んだ
2015年の勝ち馬ララベルは、前年のローレル賞も勝っていた馬です。翌2016年と2017年にはJBCレディスクラシックを連覇し、地方牝馬の頂点まで上り詰めました。ロジータ記念の勝ち馬が、そのまま大舞台で通用する。その証拠のような1頭です。
2020〜2021年:地元の意地と、母仔2代の優勝
2020年はルイドフィーネが勝ち、地元・川崎所属の待望の優勝になりました。この13年で川崎の勝ちはこの1回だけです。2021年はカイカセンゲンが重馬場を勝ち切り、母カイカヨソウとの母仔2代制覇を果たしました。
2024〜2025年:8番人気の伏兵と、ドナギニーの重賞初制覇
2024年は8番人気のローリエフレイバーが勝ち、2着にも北海道のポルラノーチェが入る波乱になりました。2025年は2番人気のドナギニーがエスカティアを半馬身差で差し切り、重賞初制覇。13頭立てで南関東が12頭、岩手が1頭という顔ぶれの一戦でした。
まとめると、ロジータ記念は2番人気を中心に、1・2番人気で組み立てるレースです。所属は大井と船橋が軸になり、地元の川崎は手薄。川崎2100mの長丁場を3歳の秋にこなすスタミナと、牝馬同士の力関係。この2つを重ねて見るレースだと考えています。
川崎2100mという舞台
川崎は1周1,200mの小回りコースで、最後の直線は300m。2100mは川崎記念やエンプレス杯と同じ舞台です。当ブログの集計では、川崎2100mは3年で24レースと少ないながら、勝ち馬24頭中21頭が3番人気以内、1番人気の複勝率は91.7%と抜群の数字が出ています。逃げ馬の勝率は36.0%、上がり最速馬の複勝率も92.6%。人気のある先行馬と、末脚のある馬でほぼ決まるコースです。コース全体の特徴は川崎競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。
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2026年のロジータ記念は11月11日の開催です。最新の予想記事(全頭診断)は、開催前日にこのブログで公開します。この傾向ページも、レースが終わるたびに勝ち馬とデータを更新していきます。
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