黒潮盃は、大井競馬場のダート1800mで行われるSIIIの3歳重賞です。正式名称は日刊スポーツ賞。夏の大井で全国の3歳馬がぶつかる一戦で、2024年からはジャパンダートクラシックへの優先出走権が懸かるトライアルにもなっています。このページでは、歴代勝ち馬と、勝ち馬の顔ぶれから集計した2013〜2026年の傾向をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。
レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 日刊スポーツ賞 黒潮盃 |
| 格付け | SIII(2024年から。2023年まではSII) |
| 競馬場・距離 | 大井競馬場・ダート1800m(右・外回り) |
| 出走条件 | サラブレッド系3歳・地方全国交流 |
| 負担重量 | 別定(56kg、牝馬54kgを基本に、重賞勝ち馬は加増) |
| 1着賞金 | 1,700万円(2024年から。2013〜2023年は1,800万円) |
| 開催時期 | 8月中旬・ナイター |
| 創設 | 1967年(創設時は春の南関東三冠の前哨戦。1999年から夏の施行) |
歴代勝ち馬(2013〜2026年)
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | 人気 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2013 | トラバージョ | 船橋 | 1 | 石崎駿 |
| 2014 | スマイルピース | 大井 | 1 | 楢崎功祐 |
| 2015 | ブラックレッグ | 大井 | 5 | 矢野貴之 |
| 2016 | ミスミランダー | 船橋 | 1 | 森泰斗 |
| 2017 | ブラウンレガート | 大井 | 1 | 的場文男 |
| 2018 | クロスケ | 大井 | 2 | 笹川翼 |
| 2019 | リンノレジェンド | 北海道 | 2 | 岡部誠 |
| 2020 | インペリシャブル | 川崎 | 10 | 山崎誠士 |
| 2021 | ジョエル | 船橋 | 2 | 張田昂 |
| 2022 | エスポワールガイ | 大井 | 8 | 森泰斗 |
| 2023 | ヒーローコール | 浦和 | 2 | 森泰斗 |
| 2024 | ダテノショウグン | 大井 | 1 | 御神本訓史 |
| 2025 | マウンテンローレル | 大井 | 3 | 笹川翼 |
| 2026 | ミルトイブニング | 兵庫 | 6 | 吉原寛人 |
14年の勝ち馬は、地元・大井が7勝、船橋が3勝、川崎・浦和が1勝ずつ。南関東の外からは、北海道のリンノレジェンドと兵庫のミルトイブニングが1勝ずつ持ち帰りました。牝馬の優勝は2016年のミスミランダーだけです。
勝ち馬14頭の集計(2013〜2026年)
ここからは、上の歴代勝ち馬リストを集計した数字です。対象は2013〜2026年の勝ち馬14頭に限ります。
人気別:1・2番人気で9勝、それでも10番人気の勝ち馬が出る
| 人気 | 勝ち馬数 |
|---|---|
| 1番人気 | 5 |
| 2番人気 | 4 |
| 3番人気 | 1 |
| 4番人気 | 0 |
| 5番人気 | 1 |
| 6番人気 | 1 |
| 8番人気 | 1 |
| 10番人気 | 1 |
中心は上位人気で、1・2番人気が14年で9勝を占めます。ただし2020年は10番人気のインペリシャブル、2022年は8番人気のエスポワールガイが勝ちました。3歳の8月は成長の途中で、実力の序列が人気に映りきらない年が出ます。
所属別:大井が7勝、他地区の勝ちは2頭だけ
| 所属 | 勝ち馬数 |
|---|---|
| 大井 | 7 |
| 船橋 | 3 |
| 川崎 | 1 |
| 浦和 | 1 |
| 北海道 | 1 |
| 兵庫 | 1 |
全国交流になって各地の3歳馬が集まっても、地元・大井が半分を押さえています。他地区の勝ち馬は2019年のリンノレジェンド(北海道)と2026年のミルトイブニング(兵庫)だけ。そのリンノレジェンドは、この年のあとにダービーグランプリも制しました。
騎手:森泰斗が3勝、笹川翼が2勝
複数回勝った騎手は森泰斗(2016・2022・2023年)の3勝と笹川翼(2018・2025年)の2勝です。森泰斗の3勝は、船橋・大井・浦和と所属の違う馬での勝利でした。調教師では佐藤賢二が2013年のトラバージョと2016年のミスミランダーで2勝しています。
近年の流れ
2020・2022年:人気薄の勝ち馬が2頭出た
2020年は10番人気のインペリシャブルが川崎所属のまま勝ち、2022年は8番人気のエスポワールガイが地元・大井から勝ちました。どちらも夏の3歳戦らしく、前評判より当日の出来がものを言った年です。上位人気で固めるだけでは届かないレースであることを、この2年が示しています。
2023年:ヒーローコールがマンダリンヒーローを下した
2023年は浦和のヒーローコールが2番人気で優勝。2着はアメリカ帰りのマンダリンヒーローでした。金沢で11戦無敗だったショウガタップリは6着に敗れ、各地の実績馬が集まる全国交流らしい顔ぶれの一戦になっています。
2024年:SIIIに格下げされ、ジャパンダートクラシックのトライアルになった
2024年から格付けがSIIからSIIIに下がり、1着賞金も1,800万円から1,700万円になりました。その代わり、1・2着馬に秋のジャパンダートクラシックへの優先出走権が付くトライアルに位置づけられています。初年度はダテノショウグンが1番人気で勝ち、デビューからの連勝を7に伸ばしました。
2026年:園田のミルトイブニングが南関東重賞を勝った
2026年は兵庫・園田のミルトイブニングが6番人気で逃げ切りました。春の西日本クラシックに続く重賞2勝目で、他地区所属馬の優勝は2019年のリンノレジェンド以来7年ぶりです。鞍上の吉原寛人は、各地の重賞を渡り歩く騎手らしい仕事を見せました。
まとめると、黒潮盃は1・2番人気と地元・大井を軸に組み立てるレースです。軸はそう置いた上で、3歳の成長比べゆえの人気薄の勝ち星が2頭分混じります。夏の大井1800mで、春の実績と当日の成長をどう天秤にかけるか。その一点が顔ぶれを決めています。
大井1800mという舞台
大井1800mは右回り・外回りで、帝王賞やレディスプレリュードと同じコースです。ゴールまでの直線は386mと南関最長。当ブログの集計では逃げ馬の勝率は19.7%で、1200mほど前が残る舞台ではありません。距離がある分だけ差し馬にも届くため、3歳馬の地力と成長度がそのまま着順に出やすいコースです。コース全体の特徴は大井競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。
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最新の黒潮盃の予想記事(全頭診断)は、開催前日にこのブログで公開します。この傾向ページも、レースが終わるたびに勝ち馬とデータを更新していきます。
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