かしわ記念は、船橋競馬場のダート1600mで行われるJpnIの指定交流競走で、ゴールデンウィークの船橋を代表する一戦です。フェブラリーステークスと並び、上半期のダートマイル王を争う舞台として定着しています。このページでは、2013〜2026年の勝ち馬データから集計した傾向と、歴代勝ち馬をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。
レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 農林水産大臣賞典 かしわ記念 |
| 格付け | JpnI(ダートグレード競走) |
| 競馬場・距離 | 船橋競馬場・ダート1600m(1995年までは1800m) |
| 出走条件 | 4歳以上・指定交流 |
| 負担重量 | 定量57kg(牝馬2kg減) |
| 1着賞金 | 8,000万円(2022年から。2021年は7,000万円) |
| 開催時期 | 5月上旬(ゴールデンウィーク)。2018年からナイター開催 |
| 創設 | 1989年(前身の準重賞は1978年) |
歴代勝ち馬(2013〜2026年)
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | 人気 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2013 | ホッコータルマエ | JRA栗東 | 2 | 幸英明 |
| 2014 | コパノリッキー | JRA栗東 | 2 | 田辺裕信 |
| 2015 | ワンダーアキュート | JRA栗東 | 4 | 和田竜二 |
| 2016 | コパノリッキー | JRA栗東 | 3 | 武豊 |
| 2017 | コパノリッキー | JRA栗東 | 2 | 武豊 |
| 2018 | ゴールドドリーム | JRA栗東 | 2 | C.ルメール |
| 2019 | ゴールドドリーム | JRA栗東 | 2 | C.ルメール |
| 2020 | ワイドファラオ | JRA栗東 | 6 | 福永祐一 |
| 2021 | カジノフォンテン | 船橋 | 2 | 張田昂 |
| 2022 | ショウナンナデシコ | JRA栗東 | 2 | 吉田隼人 |
| 2023 | メイショウハリオ | JRA栗東 | 2 | 浜中俊 |
| 2024 | シャマル | JRA栗東 | 6 | 川須栄彦 |
| 2025 | シャマル | JRA栗東 | 2 | 川須栄彦 |
| 2026 | ウィルソンテソーロ | JRA美浦 | 3 | 川田将雅 |
14年のうちJRA勢が13勝を挙げ、地方所属の優勝は2021年カジノフォンテン(船橋)の1勝だけです。複数回の優勝はコパノリッキーの3勝(2014・2016・2017年)が最多で、ゴールドドリームとシャマルが2勝ずつ。勝ち馬の年齢は4歳から9歳まで広く、息の長いダートマイラーが集まるレースの顔が出ています。
勝ち馬データ(2013〜2026年)の傾向
ここからは、上記の勝ち馬14頭を集計したデータです。全出走馬ではなく勝ち馬だけの内訳なので、レースの「勝ち方の偏り」として読んでください。
1番人気は0勝、2番人気が9勝という極端な偏り
| 人気 | 勝ち馬の数 |
|---|---|
| 1番人気 | 0頭 |
| 2番人気 | 9頭 |
| 3番人気 | 2頭 |
| 4番人気 | 1頭 |
| 6番人気 | 2頭 |
勝ち馬の中心は2番人気でした。2013年ホッコータルマエから2025年シャマルまで、14年中9年は2番人気が勝っています。逆に1番人気の優勝はゼロで、遡れば2010年のエスポワールシチーを最後に勝ちがありません。本命視された馬があと一歩で届かない年が続く、人気の読み違えが起きやすいレースです。
JRA勢が13勝、船橋勢の優勝はカジノフォンテンだけ
| 所属 | 勝ち馬の数 |
|---|---|
| JRA栗東 | 12頭 |
| JRA美浦 | 1頭 |
| 船橋 | 1頭 |
地元・船橋に残された優勝は、2021年のカジノフォンテンのみでした。JRA勢の中では栗東が12勝と偏り、美浦の優勝は2026年ウィルソンテソーロがこの14年で初めてです。船橋のマイル戦は、遠征してくる栗東のマイラーに牛耳られてきました。
同じ馬が何度も勝つ、リピーターのレース
コパノリッキーは2014・2016・2017年と3勝を挙げ、通算でもエスポワールシチーと並ぶ最多勝タイです。ゴールドドリーム(2018・2019年)とシャマル(2024・2025年)は連覇を果たしました。騎手では武豊、C.ルメール、川須栄彦が2勝ずつを挙げています。前年に好走した馬を翌年も追う価値のある舞台です。
近年の流れ(2024〜2026年)
2024・2025年:シャマルが4頭目の連覇馬になった
2024年は6番人気、2025年は2番人気でシャマルが勝ち、レース史上4頭目の連覇を果たしました。川須栄彦とのコンビで、2年続けて船橋のマイルを制しています。
2026年:ウィルソンテソーロが7歳で制し、美浦勢に初白星
2026年はウィルソンテソーロが3番人気で優勝し、JRA美浦の所属馬としてこの14年で初めて勝ちました。7歳馬の優勝は2017年コパノリッキー、2025年シャマルに続くもので、ベテランの地力が衰えないレースの性格がここにも出ています。
まとめると、かしわ記念は「2番人気+リピーター」という見立てが長く機能してきました。1番人気の不在と、同じ顔ぶれの再登場。この2点が船橋のマイル戦の個性です。
船橋1600mという舞台
船橋1600mは左回りで、直線は308mです。コーナーが下りながら外へ膨らむスパイラルカーブが特徴で、外を回るロスと内を突く判断のどちらを選ぶかが問われます。コース全体の特徴は船橋競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。
あわせて読みたい
日本テレビ盃の傾向データ/クイーン賞の傾向データ/帝王賞の傾向データ/南関重賞年間スケジュール
最新のかしわ記念の予想記事(全頭診断)は、開催前日にこのブログで公開します。この傾向ページも、レースが終わるたびに勝ち馬とデータを更新していきます。
この記事が参考になったら、下のバナーからの応援クリックをいただけると励みになります。

