羽田盃は、大井競馬場のダート1800mで行われる3歳馬の頂点決定戦です。長く南関東クラシック三冠の第1冠(SI)として行われてきましたが、2024年から中央・地方交流の3歳ダート三冠の第1冠となり、JpnIに格付けされました。このページでは、南関時代の過去10年データ(2011〜2020年)と歴代勝ち馬、JpnI化後の変化をまとめた常設ページとして更新していきます。
レース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 農林水産大臣賞典 羽田盃 |
| 格付け | JpnI(2024年から。それ以前は南関東SI) |
| 競馬場・距離 | 大井競馬場・ダート1800m |
| 出走条件 | 3歳牡馬・牝馬(指定交流、騸馬は出走不可)・定量57kg(牝馬55kg) |
| 1着賞金 | 6,000万円(2026年。2024年は5,000万円) |
| 開催時期 | 4月下旬 |
| 創設 | 1956年(当初は「大井盃」。1964年に羽田盃へ改称) |
| 特記事項 | 3歳ダート三冠の第1冠。上位馬に東京ダービー(JpnI)への優先出走権が付与される |
歴代勝ち馬(2013〜2026年)
| 年 | 勝ち馬 | 所属 | 人気 | 騎手 |
|---|---|---|---|---|
| 2013 | アウトジェネラル | 船橋 | 2 | 御神本訓史 |
| 2014 | ハッピースプリント | 大井 | 1 | 吉原寛人 |
| 2015 | ストゥディウム | 船橋 | 2 | 石崎駿 |
| 2016 | タービランス | 浦和 | 1 | 森泰斗 |
| 2017 | キャプテンキング | 大井 | 1 | 矢野貴之 |
| 2018 | ヤマノファイト | 船橋 | 1 | 本橋孝太 |
| 2019 | ミューチャリー | 船橋 | 1 | 御神本訓史 |
| 2020 | ゴールドホイヤー | 川崎 | 4 | 山崎誠士 |
| 2021 | トランセンデンス | 浦和 | 5 | 森泰斗 |
| 2022 | ミヤギザオウ | 大井 | 9 | 真島大輔 |
| 2023 | ミックファイア | 大井 | 4 | 御神本訓史 |
| 2024 | アマンテビアンコ | JRA美浦 | 1 | 川田将雅 |
| 2025 | ナチュラルライズ | JRA美浦 | 1 | 横山武史 |
| 2026 | フィンガー | JRA美浦 | 3 | 戸崎圭太 |
南関時代は船橋4勝・大井4勝・浦和2勝・川崎1勝と分散していましたが、JpnI化した2024年からはJRA勢が3連勝しています。御神本訓史騎手は2013・2019・2023年と3勝です。
過去10年データ(2011〜2020年・南関時代)の傾向
ここからは、当ブログで集計した南関東限定時代の10年分のデータです。交流化した現在とは前提が違うため、「南関同士の戦いだった頃の傾向」として読んでください。
1番人気が6勝・複勝率70%
1番人気は[6-1-0-3]で複勝率70%。2014〜2019年は1番人気が6年中5勝と、世代の主役がそのまま勝つレースでした。枠順では7枠が3勝・複勝率35%と好成績でした。
前走は京浜盃組が圧倒的
| 前走 | 成績 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 京浜盃(全体) | 6-7-4-40 | 29.8% |
| 京浜盃の1着馬 | 4勝 | 80% |
前走・京浜盃組は57頭が出走して6勝。とくに京浜盃を勝ってきた馬は複勝率80%と抜群の信頼度でした。大井1700mの京浜盃から1800mへの距離延長をこなせる馬が、そのまま本番でも強いという分かりやすい構図です。
騎手:今野忠成・矢野貴之が好相性だった
騎手別では今野忠成騎手が複勝率75%、矢野貴之騎手が60%。一方で、当時の大井の第一人者・的場文男騎手は5度の騎乗で1度も馬券に絡みませんでした(複勝率0%)。世代の主役級の馬に騎乗機会が回りにくいという、このレース特有の巡り合わせもデータに出ています。
JpnI化後の変化(2023〜2026年)
2023年:無敗のミックファイアが南関時代を締めた
SIとして最後の2023年は、無敗のミックファイアが優勝。そのまま東京ダービー、ジャパンダートダービーも制して南関三冠を達成しました。南関限定時代の集大成のような勝ち馬でした。
2024年〜:JRA勢が3連勝、レースの顔つきが変わった
交流化初年度の2024年はアマンテビアンコ、2025年はナチュラルライズ、2026年はフィンガーと、JRA美浦所属馬が3連勝。いずれも1〜3番人気の上位人気馬です。南関時代の「京浜盃組を狙う」というセオリーは通用しなくなり、中央の3歳ダート路線(雲取賞・京浜盃の交流重賞など)を含めた力関係の見極めが求められるレースになりました。それでも大井1800mの舞台適性という軸は不変で、地元・大井の外回り1800mを経験しているかどうかは今も大きなチェックポイントです。
大井1800mという舞台
大井1800mは外回りコースを使い、3歳馬にとってはスタミナと器用さの両方が問われる条件です。コース全体の特徴は大井競馬場のコース特徴と攻略法にまとめています。
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