白山大賞典の傾向とデータ|勝ち馬14頭すべてJRA勢、地方馬は勝てていない

白山大賞典は、金沢競馬場のダート2100mで行われるJpnIIIの指定交流競走です。秋のダート路線でJBCクラシックへ向かう馬が集まる一戦で、金沢では持ち回り開催のJBCを除くと唯一のダートグレード競走にあたります。このページでは、歴代勝ち馬と、勝ち馬の顔ぶれから集計した2013〜2026年の傾向をまとめておきます。開催が近づくたびに更新していく常設ページです。

レース概要

項目 内容
正式名称 農林水産大臣賞典 白山大賞典
格付け JpnIII(ダートグレード競走)
競馬場・距離 金沢競馬場・ダート2100m(1997年から2100m)
出走条件 3歳以上・指定交流
負担重量 グレード別定(基本は3歳52kg・4歳以上55kg・牝馬2kg減、GI/JpnI勝ち馬などに加増あり)
1着賞金 3,000万円(2024年から。2023年は2,500万円)
開催時期 9月末〜10月上旬
創設 1981年(当時はダート2300m、1982年から2600m、1997年に2100mへ変更)

歴代勝ち馬(2013〜2026年)

年 勝ち馬 所属 人気 騎手
2013 エーシンモアオバー JRA栗東 4 岩田康誠
2014 エーシンモアオバー JRA栗東 4 岩田康誠
2015 マイネルバイカ JRA栗東 4 柴田大知
2016 ケイティブレイブ JRA栗東 1 武豊
2017 インカンテーション JRA栗東 1 岩田康誠
2018 グリム JRA栗東 2 内田博幸
2019 グリム JRA栗東 1 濱中俊
2020 マスターフェンサー JRA栗東 1 川田将雅
2021 メイショウカズサ JRA栗東 5 川田将雅
2022 ケイアイパープル JRA栗東 2 藤岡康太
2023 ウィルソンテソーロ JRA美浦 1 川田将雅
2024 ディクテオン JRA栗東 1 横山和生
2025 ジャスパーロブスト JRA栗東 3 丸山元気
2026 ホウオウルーレット JRA美浦 5 岩田康誠

14年の勝ち馬は14頭すべてJRA勢で、地方所属馬の優勝は一度もありません。同じ馬の複数勝利は、エーシンモアオバーの連覇(2013・2014年)とグリムの連覇(2018・2019年)の2組です。地元・金沢所属馬の勝ち馬も、この期間には出ていません。

勝ち馬14頭の集計(2013〜2026年)

ここからは、上の歴代勝ち馬リストを集計した数字です。対象は2013〜2026年の勝ち馬14頭に限ります。

人気別:1番人気が6勝、勝ち馬はすべて5番人気以内

人気 勝ち馬数
1番人気 6
2番人気 2
3番人気 1
4番人気 3
5番人気 2
6番人気以下 0

1・2番人気で8勝と中心は上位人気です。一方で、4番人気が3勝、5番人気が2勝あり、6番人気以下はゼロ。人気薄の大駆けは起きず、中位人気までが勝ち切る範囲でした。4番人気の3勝は2013〜2015年に集中しています。

所属別:栗東12勝・美浦2勝、地方馬の優勝はゼロ

所属 勝ち馬数
JRA栗東 12
JRA美浦 2
地方 0

美浦勢の2勝は2023年のウィルソンテソーロと2026年のホウオウルーレットで、それ以外はすべて栗東勢が勝ちました。交流競走でありながら地方馬が勝てていない点が、このレースの数字で最初に目に入るところです。

騎手と年齢:岩田康誠が4勝・川田将雅が3勝、5歳の勝ち馬はいない

複数回勝った騎手は岩田康誠(2013・2014・2017・2026年)の4勝と川田将雅(2020・2021・2023年)の3勝で、2人で14勝のうち7勝を占めます。勝ち馬の年齢は4歳が5勝で最多。次いで6歳と7歳が3勝ずつ、3歳が2勝、8歳が1勝と続き、5歳の勝ち馬は14年で1頭も出ていません。

近年の流れ

2013〜2014年:エーシンモアオバーが4番人気で連覇した

エーシンモアオバーは7歳の2013年、8歳の2014年と、どちらも4番人気で勝ちました。2014年は当時のコースレコード2分12秒5で逃げ切り、連覇を達成。前走で大敗して人気を落としても、金沢2100mでは巻き返す馬がいることを示した2年でした。

2018〜2019年:グリムが鞍上を替えて連覇を決めた

グリムは2018年に3歳で勝ち、翌2019年も勝って連覇しました。鞍上は2018年が内田博幸、2019年は濱中俊。同じコンビで連覇したエーシンモアオバーと対照的に、騎手が替わっての連覇でした。若い馬がこの舞台で連年結果を残した例です。

2020〜2023年:川田将雅が4年間で3勝を挙げた

川田将雅は2020年のマスターフェンサー、2021年のメイショウカズサ、2023年のウィルソンテソーロと、4年間で3勝しました。勝ち馬も栗東、栗東、美浦と所属をまたいでいて、騎手の側に数字が寄った時期でした。2021年のメイショウカズサは5番人気での勝利です。

2026年:ホウオウルーレットが5番人気でまくり切り、売得金は初の10億円台に乗った

2026年は9月22日に第46回が行われ、5番人気のホウオウルーレットが2周目の向正面からまくって2馬身半差で勝ちました。鞍上の岩田康誠は2017年以来の勝利で、このレース通算6勝目。売得金額は10億6596万7600円とレース史上最高を更新し、初めて10億円を超えました。

まとめると、白山大賞典はJRA勢の上位人気を中心に考えるレースです。ただし勝ち馬は4・5番人気からも5頭出ていて、1番人気だけに寄せると取りこぼします。金沢2100mを走った経験と、長めの距離をこなすスタミナ。この2つが人気の次に効いてくる舞台です。

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